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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2006年08月11日
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カテゴリ:社長の一人言
絨毯屋の社長の前職はフリーランスのライターである。
有名じゃないけど、仕事はいっぱいあったし、忙しかったけど、楽しかった。連載で署名記事も書いていたし、やりがいもそれなりにあった。物書き願望は全くと言ってなかったけど、その延長線上で本も出させていただいて100万円ほどの印税も手にした。

絨毯屋になってからはきっぱり前職は忘れて、未練は残さない・・・。

それに正しい日本語はもうわからないから、今でも時々、トルコ関係とか、それ以外でも書かせてもらう機会があるのだけど、正直言って自分で書いた日本語に自信はない・・・。
・・・って威張っていても仕方がないのだけど・・・・。

さてライター時代の思い出と言えば、フリーランスだから仕事は家。まだ20代だったし、1週間ぐらいの徹夜なんていうのもあったと思うけど、乗り越えられた。
当時はありがたいことに、とにかく仕事は山積みで、取材に行っては、メモやテープを起こしながら書くわけである。同時に何件かの仕事をするわけで、資料はぐちゃぐちゃ、部屋もぐちゃぐちゃ・・・。そして眠ることができない分、食べ物に走る・・・(それでも今よりはずっと細かった)。この時の相棒もフリーランスのライターで、その後、名が出る人になってしまったけど、深夜のコンビニで仕事の合間に立ち読みデートをしたもんだ。

話はズレたけど、この仕事には常に時間との戦いがあるわけで、あと1時間、あと10分・・・とあせればあせるほど、時間はどんどん経っていくし、手は進まないし・・・どこかに逃げ場があれば、このまま逃げてしまおうかなあ・・・なんて一瞬思うほど、つらい夜もあったわけで・・・・。

お金だけはあるけど、遣う時間もない、寝る時間もない・・・(最後だけは今でも同じか・・・)。
ただ今の寝る時間がない・・というのは、自分の仕事だから締め切りというのがない分、ラクである。やっただけ仕事につながるし、やらなければそれだけのことだし・・・。

でもよそから来た締め切りのある仕事はしんどい。
守らないとその後の信用にかかわるしね。

・・・って生活を20代のころ続けていて、このままでは死んでしまう・・・と逃げたのがトルコであった・・・今、明かされるミフリ社長の秘密・・・って全く秘密じゃないのだけど。

それからパソコンとか、ワープロとか、時計を見ながら、最終入稿時間を逆算するとか、そういう生活はなくなって、よかったなあ・・・って思っていた。
寝る時間が少ないのは今も同じなんだけど、時間時間に追われる恐怖はないもんね。

・・って思っていたら、つい最近(って言うか今、その真っ只中)、ライター時代の悪夢が再び・・・。
大げさですみませんね、単に締め切りのある、しかもとっても急ぎの仕事を請けただけ。
でも久しぶりに時計とにらめっこ、家から1歩も出ずに、丸2日間半はただパソコンの前にいただけ・・って生活を味わった。完全徹夜2晩・・・。一応送ったけど、まだ訂正箇所もあるし、寝れないので、今は今晩、ベットで寝られる幸せを味わおうと夢みている。
追われている間は、コレさえ終わってくれたら、私の人生、あとは何もいらない・・・って、心から思ったもの。
ジムやプールに通う日がまるで遠い昔のように思ってしまったし・・・。

まあ、今後はこんなに時間に追われた仕事はないと思うし、やることもないと思うので、2006年の夏の思い出として大切にしよう・・・・。
夏の思い出がこれじゃ、情けないなあ・・・。


あと何時間かで開放される・・・って喜んだところで、もう1件締め切りのあるものを思い出し。た。





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Last updated  2006年08月11日 11時22分16秒
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