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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2006年08月16日
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カレイチ・プロジェクトに新たな動きがあった。
マリーナを取り囲んだ、すり鉢状のカレイチには、クルマの出入口が7か所ある。

いずれは、そこにゲートを設置し、一般車は有料でカレイチに入ることになり、商人の指定車はカードか何かを保持することで自由に出入りできるというシステムになるらしい。
有料となるとカレイチに入るクルマが減って、商売に影響が出るというのが商人たちの心配であるが、今の県庁のあるところに駐車場を作り、通常はそこにクルマを停め、徒歩でカレイチを散策してもらうというプランになっているらしい。

といっても2年後、3年後になることは間違いないんだけど・・・・。

さて、駐車場問題が解決しないうちから、ドネルジレル・チャルシュス(レストラン街)の横の出入口が出口のみになることになってしまった。入口はというと、さらに海の方へ向かったタクシー停留所の脇から入る道なのだけど、普段は空港方面から戻るときは私もそこを使っているが入り組んだ細い路地で、知らない人がこの路地に迷い込んだら、どこに出ていいのか、また細いためクルマをユーターンさせることも、ひょいと右、左に曲がることも難しい。
工事は昨日中に行われるというので、影響を受ける近隣の商人たちが工事をやめるよう、市に直談判に行った。

カレイチにきた観光客がこの路地に入って、標識もないのに、どうやって出口のあるレストラン街まで出られるのか、はっきり言って出られるわけがないのである。

市のプランは結構だと思う。
カレイチがきれいになり、システム化されたら、観光するほうも気持ちがいいだろう。

でもカレイチのシステムを作らないうちに、また駐車場を考えないうちに、まずは出入口を制限して、というやり方に、カレイチの一部の商人たちの怒りが爆発しているところ。

今が最後のかきいれ時なのに、クルマを入りづらくして、お客さんが来づらくして、商売の邪魔をする気か~! そうじゃなくても景気が悪いのに~! って感じ。

以前、道路にカパン(とげとげがついていて、逆走しようとするとタイヤがパンクしてしまう装置)をとりつけて、それからタイヤがパンクして大喧嘩とか、カレイチで道に迷うクルマとか、しまいには誰も来なくなってしまったとか・・・・やはりカレイチ商人が市に直談判を繰り返し、結果、すぐに取り外されたが、今度の出入口制限も、じきに撤去されるのだろうとも思う。

「設置するのは構わないけど、なにもかきいれ時の今じゃなくてもいいだろう。クルマの進入経路をシステム化してから、オフシーズンにやってほしい」というのがカレイチ商人の要求である。

外から見ているカレイチと、実際を知っているカレイチ商人から見たカレイチはかなり差があると思う。市との戦いが続いているのはこのあたりに問題があるわけだ。

カレイチに店を持ち、丸11年が経つ。この間、3回移転をしたが、同じ通りの近所での移転である。カレイチの古い家にトータル7,8年は住んだだろう。

私にとっては、トルコ=カレイチ生活なのであるが、正直な気持ちを言えば、以前の賑やかなのに、ゆったりしたカレイチの様相は今はないし、作り物の空間になっていくだけに思えて仕方がない。
それを言ったら、私が来る以前のカレイチはもっと雰囲気のある素敵な場所だったかもしれないし、時代の流れに逆らえないってことなんだろうけど・・・・。

新しい建物が建っても、それは上っ面だけのことで、元の住民たちは家を売り、外へ出て行く。
逆に他所の都市からやってきてカレイチに店をオープン。でも最近の不景気のさなか、新規ではなかなかうまくいくわけがなく、すぐに消えていく、出入りの激しい商人たち。
そのなかで、どういうわけか古くからいる商人たちの仲間意識が異状に強いというのも、新しいものを受け入れないというのではなく、長年、その出入りを見てきた結果なのだろうな・・・などと、わけのわからない結論を出す、ミフリ社長であった。





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Last updated  2006年08月16日 20時06分37秒
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