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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2006年11月12日
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カテゴリ:社長の一人言
アンタルヤは11月に入っても温かい日が続いている。
少なくとも雨ではない日の日中は半袖で歩けるほどだし、実際、昨夜7時ごろにスーパーに買い物に行ったら、お客さんで半袖の人を何人が見かけたし(館内勤務の店員は半袖ですけど・・・)、私も上にカーディガンを着ていって暑かった。

だから店へ行っても、店内にこもって暖房をつけることもほとんどないし、たいてい外にテーブルと椅子を出して座っている。日が当たると暑いぐらいであるが、夕方日が翳ると一気に気温が下がる。先日、帰宅する道でふと街中にある気温計を見ると周囲は暗いのに21度だった。日中に比べると低くなっているのだろうが、さすがアンタルヤである。

我が家ではセントラルヒーティングの準備も万端、1日にうち、朝2時間、夕方帰ってきてから6時間つけているが、あまり必要性を感じていない。
本格的に寒くなるのはこれからである・・・・・・。

寒くなるといえば、大晦日とお正月の季節である。
大晦日と言えば、年越しパーティーの話題がそろそろ出ていいころなのであるが、今年は犠牲祭の祭日と年越しが重なるという、酒飲みには不運のスケジュールである。
別に断食月と違って、犠牲祭では酒飲んじゃいけないってことはないんだけど、一般的に犠牲の肉とアルコールを一緒にとる事をしないものである。

だから年越しパーティー自体は今年も各ホテルで飲み放題のどんちゃん騒ぎがあるわけだけど、その一方で犠牲を屠ったり、その肉を食べたりしている人もいるから、気分的に酒飲んでどんちゃん騒ぎというのに乗り気になれないんじゃないかな・・・なんて心配しているのである。

そんなこともあって今年は「さて宴会会場はどこにしよう」という気分にまだなっていない。
今年の大晦日パーティーはお客さんの予約はいまのところないので、静かに過ぎていくかもしれない。
誰もいなきゃ、身内だけで冬シーズンで年末年始もめちゃくちゃ安くなっている、リゾートホテルにこもるものいいかもしれない。
・・・と、いいつつ、家で普通に過ごして、それにも飽きて店に行っていたりするのだろうけど・・・。

さて今年の冬、キリム、絨毯の仕入れをお考えの方へ、また個人的に見たい方、今年の冬は金額の面で各地方の問屋が底値を出してきている(小売店は知りませんが・・・・)。
この不景気で閉店したり、倒産したところもかなりあり、行方をなくした商品もある。
弊社にもそんなところから連絡が頻繁にある。
ご存知の通り、トルコ国内では以前のようにアンティークはもちろんのこと、オールド商品も新作も見ることができなくなっている。各地をまわる度に、それを実感させられるし、もう欲しいものを手にいれるというよりも、アンティークはあればすごくラッキーだし、オールドものならなんでもいい、どんなものでも貴重だし手にいれないと間に合わないという時期に入っている。

商品不足は同じであるが、通常それが理由で価格は高騰する。実際高騰した。
それが観光関連業でいえば、爆弾事件でのキャンセルが続き、いったん盛り上がったと思った景気がまたまた悪くなっている。
小売店が倒産したり、問屋から買わなくなってしまったり、または支払いをしないと、地方の問屋、村の大問屋にまで影響する。観光地の小売店と違い、わずかな儲けで細々と営業している彼らは、小売店からの支払いがされないだけで簡単につぶれる。連鎖倒産である。
そこから流れる商品があるが、やはり現金化されなければ意味がないし、いまとなっては現金取引しない絨毯屋は信用されないので、倉庫や家に眠ったまま放って置かれるのである。

そんな商品を見ることができるチャンスだし、金額的にも安く買える。
一般的にはトクにオールド品はモノ不足だし、以前からのように選べるチャンスは減ってきている。オールド品を持っていても、先の高騰を見込んで放出しない人もいる(それは誰だ・・・!?)。

雪が降って峠越えができなくなる前に、今ある、オールドキリムや絨毯を一緒に見にいきましょう。大金が必要になる犠牲祭の前など、かなりお得なお買い物ができると思うのだけど・・・。

また仕入れが大量になって、総重量が200kg以上で、国際宅配便などで20万円~40万円と費用がかかりそうな場合、1kgあたりの送料が3~5ドルで済み、その他の諸経費を入れてもかなり安くあがる一般貿易、トルコからの輸出手続きのお手伝いもしますので、それに関するご相談もお待ちしてますよ。
(輸出の相談は国内での書類手続きの都合上、かならず、購入する前にお願いしますね)





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Last updated  2006年11月12日 19時18分30秒
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