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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2007年05月26日
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カテゴリ:出張表話&裏話
朝3時出発でエーゲ海地方の村パザールへ出かけた。
早朝だからレーダーを気にしないで飛ばしたとはいえ、途中からショートカットのつもりで初めて使う山道に入ったら、「道はいいよ」と説明されたのと違ってがけっぷちの狭い道で行っても行ってもたどり着かない。
「急がばまわれ」である・・・・。

出発から7時間半。目的地に着き、クルマを停めてパザールへ。
顔なじみのオバちゃんやお兄さんたちと挨拶したり、買い物したりして2時間ほど過ごした。

今回日本に行ったアドナンの代わりに同行したのはウールとセルカン。
クルマの運転はもちろん、二人とも185cm以上、90kg以上という体格で、ボディーガードとしても優秀である。バザールの後は、商談もあるから二人もワイシャツとネクタイ姿で。

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それから山越えをして、オリーブ畑を見ながらイズミールへ向かった。
予定以上に早くついたので、絨毯問屋の友人を訪ねて、それからイズミールの別の友達宅へ行き、みんなで泊まらせてもらった。

翌日と翌々日は今回の目的である。オリーブ工場の見学とオリーブとオリーブオイルの勉強。
今はまだ時期ではないので、工場は稼動していないところがほとんどであるが、保存してあるので工場の中はオリーブのちょっと塩酸っぱい香りが漂っていた。

トルコでオリーブは朝食にかかせないもののひとつである。
ブラックオリーブ、グリーンオリーブ、村では家庭で漬けることも多いが、水を取り替えたりかなり面倒なので、町の生活では買ってすませる人がほとんである。
日本で言うと梅干しみたいなもんかな・・・。
スライスしたものはピザに使ったり、料理に使ったり。

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マニサの小さいけど、社長さんがとても協力的な工場があり、電話をすると日曜日にも関わらず開けてくれた。
改めてオリーブの塩漬け製造に関する説明を受けてみると、なるほどと思うことがたくさんあって、興味深かった。
私のクセなんだけど、商売をするときは、ゼロから全てをみないと気がすまない。
実際にオリーブの実が工場に入ってきたところから頭の中で絵を浮かべながら、疑問的などを確認して、ピン詰めされるまでを追った。

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最後に社長親子と記念撮影。

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取引条件や価格、梱包などはその後の話である。

これを翌日、大手のオリーブオイル工場へ行ったときも同じように聞いたけど、大手だと仕事が分散されすぎて、輸出担当者は製造についてはほとんど何も知らなかった。
質問をしても誰でも知っている一般的な返事だけで、詳しく聞くと返事ができないのである。
それなら製造担当または各地にある製造工場へ行くから紹介してくれと言っても、11月の製造シーズンに入ってからね、と終わらされてしまって、大手に関してはかなり欲求不満のまま面談が終わってしまった。









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Last updated  2007年05月31日 17時23分04秒
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