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カテゴリ:出張表話&裏話
古いイーネオヤから、新しいイーネオヤまで。
イーネオヤ・・・・ぬい針で結び目を作る技法で、トルコでも限られた地域で発展してきた技術である。 スカーフの縁飾りになったり、タオルの両サイドの飾りになったり、テーブルクロスになったりしてきたが、大元をたどればエーゲ海地方の下着風の白い服の袖口、襟の縁を装飾する小さなレースから始まったようである。 今回はイーネオヤのみを集める旅。 キリムと同じで、もう自分のコレクションとして残したい骨董品は見ることができなくなったけれど、実際に継続されている文化であるため、イーネオヤ自体は各産地まで足をのばせば手に入れることはできる。 ホームページをUPしようとしたらサーバーの事情で現在できない。 詳細はそちらで・・・ということで、この花たちは全てイーネオヤである。 オールドのイーネオヤは新しいもので15~20年前のもの。ヤズマが手押しのものになるとそれらを生産していた時期と合わせて考えても50年はくだらない。 もちろんそれ以上の年月を経過したすばらしいテクニックと素材の優れたものもある・・・・ただし著名な個人コレクションか博物館に・・・・。 これらはオールドのイーネオヤ。 自分たちのために作り、保管され、手放されたもの。地域性が強い。 オヤにもそれぞれ名前と意味がある。 キリムと一緒で面白い。 モチーフに意味を含める場合と、色に意味を含める場合がある。 こちらは現在の新しいイーネオヤであるが、見ると見事で楽しい。 私がもっと器用だったら、これを使って何か作れるのだけどなあ・・・・とアイデアだけが頭の中をグルグルするのだけど、実際には(不器用で)作れないのが残念である。 さて、旅は後半戦。 明日からまた1週間留守にします。 その間にホームページの「イーネオヤ」のUPができるかもしれないので、そちらもご覧ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年06月20日 17時03分34秒
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