伊勢・熊野の旅<熊野那智大社・青岸渡寺>
はい、やっと伊勢・熊野の旅は二日目です(笑)一日目の伊勢があまりにも充実しすぎていて、日記アップも時間がかかってしまいました。さて今回の旅のメインは、私のハープの師匠、小倉知香子先生の「世界遺産 熊野三山 奉納演奏」を拝見すること!初めて訪れる熊野。世界遺産に登録された年はきっと混んでいるだろうから、落ち着いたら行きたいねとダーと話していたので、やっと行きたいと思っていたところに訪れることができてうれしい。宿を出て、熊野那智大社へ向かった。今日も朝から天気がよい。那智山をぐんぐん上がっていく。車を止めて、階段を上がっていくと大きな朱色の鳥居が見えてくる。 鳥居をくぐり、鳥居の裏から遠くの山々を眺める。鳥居をくぐると目の前に大きなイノシシの絵が…そして、境内を見回すとハープ演奏の会場ができていた。 お参りすると、ちょうど巫女が拝殿で舞をしていた。 鈴の音に耳を澄まし、優雅な巫女の舞を見ていると心が洗われるような感じがする。そして、巫女の持つ鈴がほしい!と急に思ってしまった。部屋を浄化するのに、何か鳴り物がほしいと前から思っていた。チベタンベルに興味を持ったときもあったが、ピンとくるものにめぐり合えずそのままになっていた。あの鈴を見たとき、シャリン、シャリンと鳴らしてみたらどんなに気持ちいいだろうと思った。そういえば、出雲大社でご祈祷をしてもらったときにもそう思ったんだ…と5年前のことをふと思い出す。そうなると鈴ばかりが気になって仕方がない。今回の旅でもうひとつ気になったのが、手水舎の龍。雷雨の中、旅が始まり朝焼けとともに龍神様を空に見て、水に関わる旅になるに違いないと確信している。熊野那智大社の龍はこんなお顔だった。拝殿横に大きなクスノキがある。中は空洞になっていて、護摩木をいただいて胎内くぐりができる。9時半を過ぎ、小倉先生のハープ演奏と板倉リサさんの踊りが始まった。それまで照っていた太陽がさっと曇に隠れ、ほどよい風が吹いてリサさんの白い衣装が風に揺れる。 それはそれは優雅な演奏と踊りで、暑さも忘れてただ見入ってしまった。演奏が終わり、次は那智大滝前での演奏。それまでの少し時間があるので、お隣の青岸渡寺へ参拝。那智大社拝殿右奥から青岸渡寺へ抜けられる。 青岸渡寺は、西国三十三観音霊場一番の札所。その横の階段を上がると、大黒天堂(如法堂)があった。青岸渡寺にお参りする人は多いが、この大黒天をお参りする人は少なかった。 中は提灯が灯されていて、意外に明るかった。大黒天様を中心に七福神が祀られていた。本堂に縁起のよさそうなお札がおいてあったので(1枚いくらか忘れた)いただいてきた。三重塔と那智の大滝が遠くに見える。次は那智大滝へ向かう。