カテゴリ:テレビ番組作品
ベトナムで鳴らした俺達特攻部隊は、
濡れ衣を着せられ当局に逮捕された。 刑務所を脱出し、地下にもぐった。 しかし、地下でくすぶっているような俺達じゃあない。 筋さえ通れば金次第でなんでもやってのける命知らず、 不可能を可能にし巨大な悪を粉砕する、 俺達、特攻野郎Aチーム! ジャアジャジャーン!と 最高にニギやかなテーマソングにのって、 くわえタバコのハンニバルの顔が浮かぶ。 人の良さそうな親父なのだが、 ホントは人を食った親父。 ジョン・スミス大佐はAチームのリーダー! へ?あ?ウソ!の仲間さえ騙す奇襲戦法は、 この男の頭から出てくるようだ。 ナリキリ過ぎの変装には、笑わせられる。 羽佐間道夫氏の軽妙な吹き替えが 頭にこびりついて離れない。 アメリカでの放送は1983~1987年まで。 日本でも80年代、放送され、 淀川長治氏の日曜洋画劇場では、 長編が幾度が放送されていた。 テーマソングが聞こえてくれば、 なんだかウキウキしてくるのである。 ストーリーがどうした! 敵がどうした!追っ手がどうした! ゲスト出演の依頼主や登場人物たちがどうした! 毎回毎回どうしようもなく、 Aチームの4人組が個性を主張しまくる。 いや、その個性を主張してくれるのを、 観る方は期待しちゃってるのだ。 いつものお約束、仕事があれば、 精神病院から出てくるクレイジーモンキー。 パイロットとしての腕は一級品、 ヒャホ~と愉しげに、運転しているのは、 いつもセスナのような気がする、しかも暴走気味。 歌ったり踊ったりバカ騒ぎ!! モンキーの隣りで迷惑そうなの顔のコング。 トサカ頭に、顔の下は真っ黒クロのヒゲ。 首からジャラジャラ鎖がタップリ。 筋肉隆々の黒人なのに、メカの達人なのが不思議だった。 飛行機が嫌いだから、輸送の時は荷物扱い。 仲間達は上手い具合に大男の彼を眠らせていた。 フェイスマンが出てくると、 なんだか、まともな感じがするのだ。 調達係の詐欺師くんは、顔とトークが武器。 テンプルトン・ペックというフルネームも Aチームの中では一番、通っていたような気も。 恋愛担当にならざるを得ない。 ハンニバルと他三人の、 年の差はかなりあるように見えるのに、 一番ヤンチャなのは、ハンニバル親父。 人の良さそうな親父なのだが、 ホントは人を食った親父。 この人が一番ヤンチャだから、 個性豊かな若者たちも太刀打ちできない。 「あ~あ~、このオッサンにはかなわん!」 そんな感じで呆れられながら、 Aチームをまとめちゃってるのである。 ストーリーがどうした! 敵がどうした!追っ手がどうした! ゲスト出演の依頼主や登場人物たちがどうした! それはそれで、 愛すべき登場人物たちなのだけど、 Aチームの面々がいつものように、 個性を主張してくれるのを待ってるのだ。 あ、モンキーがバカやってる! コングが、飛行機に乗せられてる! フェイスマンが、恋に落ちたぞ! ハンニバルの親父、また、人を騙したな! あ、作戦ですか、失礼しました!! なんだか愉しそうなのだが、 それはそれで、命がけの作戦だらけ。 でも、愉しそうなので、ハラハラも少なくて、 それでも愉しそうなので、愉しいのだ! テーマソングが聞こえてくれば、 なんだかウキウキしてくるのである。 ハンニバル役のジョージ・ペパード氏、 1994年に永眠されている。 コイツラの個性は、観る側はハッピーにする。 不可能を可能にし巨大な悪を粉砕する、 俺達、特攻野郎Aチーム! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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