カテゴリ:ストーリーテリング
私たちが普段やっている読み聞かせとは別に、素話だけを勉強する、「モザイク」という会があります。私も、見学に行き始めてちょうど一年になりました。
毎年一度6月に、中学生以上~大人を対象としたおはなしの発表会があります。昨日は、今年の発表会の第一回目のリハーサルでした。本番にも行くので、リハーサルはどうしようかなぁ・・・とちょっと迷ったのですが、行ってみてたいへん勉強になりました。 【プログラム】 1.世界でいちばんきれいな声(ろうそく11) 2.とめ吉のとまらぬしゃっくり(くしゃみくしゃみ天のめぐみ) 3.番ねずみのヤカちゃん(ろうそく18) ***(小休憩)*** 4.マローンおばさん(ファージョン) 5.三つの金曜日(天からふってきたお金) 6.ガチョウ番の娘(ろうそく3) すべて素話です。中には20分以上の長い話もあり、覚えているだけでもすごい・・・なんて、私は感心してしまうのですが(もちろん、長いからいいと思っているわけでもないです)、本当にそれだけではなくて、短くてもうまく語られると、その場にいるみんなに同じような光景がちゃんとうかんでくるのです。 私なんかはまだまだ勉強不足で、「どうですか?」と意見を聞かれても、とっさに「おもしろかったです」としか答えられない。他の人が「ヤカちゃんの大きさが、人間と同じように感じられたんだけど・・・」と、アドバイス。そう言われればその通り。だったような気もする・・・ 今日の総評としては、 ◆タイトルと本文の「間」(ま)を考える。 ◆場面と場面の「間」=切り替えを大事にする。 ◆イメージ作りをしっかりとしておく。 (登場人物の大きさ、色、スピード、立体感など) ◆文章を自分の言葉に換えてしまうのは危険である。 (おはなしは、作者や翻訳者によって十分に推敲されたもの、勝手に同じような言葉で言い換えると流れが悪くなる。まずは一語一句正確に覚えよう) ◆話し始める前に自分のテンションを決めておこう。 (楽しい話なのか、悲しい話なのか・・・) ◆プログラムの順序も重要。 (それぞれがよい話でも、順番によって内容がぼやけてしまう) やっぱり、リハーサルに行ってみてよかったです。できあがるまでのプロセスも確かに勉強になりました。今回の反省やアドバイスを持ち帰り、来月二度目のリハーサルがあります。リハーサル→本番と、また楽しみがふえました。・・・な~んて、やってる人たちはホントにたいへんだと思いますが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.19 08:08:31
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