カテゴリ:児童書
図書館で、偶然Iさんにお会いした。
Iさんは、お隣の小学校でおはなし会をしていらっしゃる方。 児童書だけでなくいろいろと勉強をされていて、本に詳しい。 我々のグループはまだまだ勉強途中なので、学区を越えて時々お手伝いもしていただいたり、アドバイスをお願いしたり・・・というお付き合いをさせていただいている。 目的もなくふらりと児童書コーナーに立ち寄った私。 Iさんは今度2年生に紹介する本を次々と選んでいる最中のようだった。 お忙しいかな?と思いつつも、前々から気になっていた質問を1つ。 「『時の旅人』(アリソン・アトリー)を子ども達に紹介するとき、小野章/訳(評論社)と松野正子/訳(岩波)とどちらがいいでしょうか?」 ――講評を参考にするのもいいけれど、現代っ子たちにどちらの文体が理解されやすいか。アトリーの原文がもつ雰囲気により近いのは・・・という専門的な見解から判断することもできる。しかし、今の子ども達は語彙が少ないので、対象となる子ども達の日常体験がおおいに関係する。実際おはなし会で子どもに接してみて、自分でよいと思うものを紹介するのがよい。 ――以前は『時の旅人』を小学生にも紹介していたけれど、やはり外国の歴史が理解できるのは中学生以上かな・・・少し背景を知ってから読むほうが、よりおもしろいのでは。 ――何冊かの本を紹介する中で、とっつきのよいもの、子ども達の身近な内容、そこから始まって、いつか本物に出会えるような方向付けができるといいかな。 みなさんは、どちらの『旅人』が好きですか? 時の旅人新版 著者:アリソン・アトリ / 松野正子 出版社:岩波書店 本体価格:840円 楽天ブックスで購入する 時の旅人 著者:アリソン・アトリー / 小野章 出版社:評論社 本体価格:1,600円 楽天ブックスで購入する ※楽天ブックスのリンクサービスを利用して表紙画像を掲載しています。 ※画像のコピー利用などはなさらないようお願いいたします。 ◇レスのつけられる掲示板|◇絵本・児童書フォーラム|◇モンキーバナナ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.12 15:32:10
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