カテゴリ:児童書
――子ども達に本を紹介するには、まず自分が、いろんなジャンルの本を読むこと。
子どもの本ばかりでなく、大人の本もたくさん読んだ方がよい。 ひきつづき、Iさんとお話をする中で、何冊かの本を紹介してもらった。 そんなに親しいわけではないのに、会話の中で私の好きそうな本をぴたりと出してくるあたり、ただ者ではない! その中の一冊。 児童書架にあったのだが、中学生~大人まで十分に楽しめる本。 というか、一般書架にも入れればいいのに、と思う。 魔女の血をひく娘 著者:セリア・リーズ / 亀井よし子 出版社:理論社 本体価格:1,500円 楽天ブックスで購入する 《Witch Child》 17世紀のイギリス。 メアリー・ニューベリーのおばあさんは魔女裁判にかけられ、首くくりにされた。 次は私・・・。なぜなら私にもおばあさんと同じ能力があるのだから。 同類と名乗る女性達に助けられながら、清教徒の船でイギリスを脱出し、新大陸に渡ったメアリーは、日記を書き始める。 ところが新生活とは名ばかりで、ここにいるのは、開拓に疲れ、信じるものをなくした人々。それはイギリスでおばあさんを殺した人達でもあった。追っ手はドアのすぐ向うに迫っている。 魔女の血をひく娘(2) 著者:セリア・リーズ / 亀井よし子 出版社:理論社 本体価格:1,600円 楽天ブックスで購入する 《Sorceress》 アメリカで発見された古びたキルトに、一枚一枚小さく折りたたみ、ばらばらに縫いこまれた謎の日記。 そこには、メアリーというイギリス出身の娘の、驚くべき軌跡が綴られていた・・・。 打って変わって、舞台は現代のアメリカ。 前作『魔女の血をひく娘』の出版後、研究者アリソンのもとに、メアリーを取り巻いた人々の様々な情報が寄せられてきた。 先住民の娘アグネスも、はじめはそんな読者の一人であった。しかし・・・。 「これはただの偶然じゃない。わたしのからだにはメアリーの血が流れている――。」 フィクションとは思えないほどの緊張感。読みながら何度も、(これは本当にあった話なのでは・・・)と、現実と虚構の間をうろうろしてしまった。 英語がそれほど苦でない方はぜひこちらのホームページをのぞいてみてください。 http://www.witchchild.com ※楽天ブックスのリンクサービスを利用して表紙画像を掲載しています。 ※画像のコピー利用などはなさらないようお願いいたします。 ◇レスのつけられる掲示板|◇絵本・児童書フォーラム|◇モンキーバナナ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.02.26 08:49:29
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