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カテゴリ:びょうきのこと
8月24日から9月4日の12間、入院していました。 病気をしてからこんなに長期に入院したのは初めてです。
夏休みにもかかっていたので、家族にたくさん迷惑をかけてしまったなぁ
長期入院の理由は、治療方針が変更になるから。 5月のCTで異常なしだったのに、7月のCTで卵巣に転移がみつかりました。 なので今までの治療を変えた方がいいということでの長い入院。 前にも書いたけど、7月のCT前には胃全摘の手術の話が出ていたので本当に悔しくてたまりません。 素人考えでは卵巣もとってしまえばと思うのですが、そう簡単には行かないそうで、まだまだ術前化学療法が続きます(今後手術に行けるかは不透明)。
新しく始まったのは、「サイラムザ+PXT併用療法」です。 今まで腹腔に入れていたパクりタキセルが静脈投与になり、最近使えるようになったサイラムザを同時に点滴します。 経口薬はなくなりました。 投与スケジュールは、1日目にサイラムザとPXTを投与、8日目にPXT投与、15日目にサイラムザ、PXT投与、4週目は休薬、の4週間1クールです。 入院しはじめに貧血があり、鉄剤投与しても改善されない為、輸血を800mlし、鉄剤も合わせて毎日投与、最初の一週間で、点滴がルートは取れるけど落ちなくなったり、貧血の原因解明のための胃カメラをやったり。先生は胃からの出血を疑ったみたいだけどそれはありませんでした。 そうそう、骨髄に転移の可能性もあるかも・・・と脅されたり(結局なかったけど) そしてついに投薬日。なんと午前中に胃カメラ、昼から一日目の投与というハードスケジュール。 鎮静剤が効く中、たたき起こされつつ6本の点滴をこなしました いや~、説明なんか覚えてないしね・・・ 翌日の体調の悪さも胃カメラのダメージか副作用か分からない始末 そうこうしているうちに、ここ最近にない月経痛に襲われ撃沈・・・せっかく入れたのに全部出してるし・・・
週明けの火曜日に腹痛のためレントゲンをとり(単に3日間出てない弊害) 、腸閉塞でないことを確認し、翌日の水曜日、やっと決心した「中心静脈ポート留置」の小手術。 これ、首の静脈からカテーテルを入れ、鎖骨のしたにポートを埋め込むというもの。 放射線科の先生がさくっと手術をしてくれます。 首に部分麻酔をし、ザクッと切ってギュッギュッとカテーテルを押し込んで、鎖骨の下に麻酔してザクッと切ってググーッとポートを押し込んで、カテーテルとつないで縫って終わり。 1時間もかからず終わるんだけど、これが部分麻酔なので音と先生の会話は聞こえるけど、顔にシートがかかってるから見えないという恐怖・・・いろいろ想像するしね
で、昨日さっそくポートから2回目の投薬をして、今日、鉄剤点滴して、退院しました。 3回目は2泊3日の予定で入院治療で、そのあとからは外来治療になる予定だけど、しんどかったら1泊入院でやるかもしれません。 まぁ、お試しで何回か日帰りで挑戦してみます。
今回の入院で同じ病気の方とたくさん知り合いました。 いろいろ話してお互いすっきり。 私が去年治療を始めたときは、同じ病気の人はほとんどいなかったので、なんかびっくりです。 病院が癌拠点病院で、先端治療を積極的にやってるし、患者さんが集まってくるって感じなのかしら。
入院中に上の子の誕生日や、関西吹奏楽コンクールなんかがありましたが、外出や外泊で参加させてくれた主治医には感謝です。 10月に異動があり、主主治医以外は変わっちゃうみたいで寂しいけど、以前チームにいた先生が復活したりしています。 大学病院だから仕方ないけど、やっと仲良くなったころ異動があるのが残念です。
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