テーマ:猫のいる生活(139109)
カテゴリ:悲しい別れ
おとといの朝のことです。 左後ろ足がのびきった状態でしたが骨折はしていない。ガリガリにやせているけど、生後1ヶ月くらいとのことでした。 連れて帰ると、子猫は意外と元気に。「アブ」ちゃんと名づけました。その夜は他の猫たちは締め出して、アブちゃんと寝ました。アブちゃんは子猫なのにすごく甘えるでもなく、タオルケットの中を私の足元や胸の辺りを移動しながら眠りました。翌朝もたくさん流動食を食べて、もしかしたらこのまま元気になるかもしない、と思いました。獣医さんが「この高さは超えられない」と言っていたダンボールの壁もたやすく乗り越えていました。 アブちゃんの様子がおかしくなったのは、木曜の午後でした。ちょっと目を放した隙にいなくなり探すと、別のダンボール箱に隠れていました。静かにしていたかったのでしょうね。旺盛だった食欲もなくなり、湯たんぽを温めるとくっついて眠っていました。 獣医さんの言う通り、後はこの子の生きる力にまかせるしかない。 あらためて診療費の明細を見ると、点滴やレントゲンや内服薬などの項目の下に「保護につき全てで」と、格安の金額が合計で印字されていました。帰るときに獣医さんが「私にできるのはここまでです」と言った意味が初めてわかりました。「あんな人気のないところに捨てるなんて」と言った私の言葉に、「ひと気がないから捨てるんですよ。だれにもみられませんから」と、憮然と言い放った獣医さん。 今朝、現場に行ってみました。少なくとも3匹は、アブちゃんの兄弟がいたはずです。姿はありませんでしたが、足音を聞いて一匹の子猫が声を出しました。「ニャン、ニャン」お母さんを探しているのでしょう。でも藪に逃げて、出てきません。白い、小さい子でした。アブちゃんだけが小さいのだと思ったら、あまり変わらない大きさです。健康なのでしょうか。しばらく待ちましたが出てこないので、帰りました。昼も夜も行ってみましたが、気配はありませんでした。他の兄弟たちはどうしたのでしょう。 しばらく通って、なんとか保護したいと思っています。そしてアブちゃんの分もかわいがってあげたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[悲しい別れ] カテゴリの最新記事
|
|