テーマ:猫のいる生活(138910)
カテゴリ:悲しい別れ
きのうの夜、10時ころ
ちーこ、旅立ちました。 扁平上皮癌と診断されてから2か月半、本当によく頑張ってくれました。 顔の左側に続いて、右側も鼻、目と侵されていって でも、なくなる前々日まで、きっと、口の中の痛くない部分をうまく使って、鶏肉を食べていました。 私が台所に立っていると、元気なころと同じく、いつも近くで香箱していて 冷蔵庫をあければ、寄ってきました。 おいしいものをねだっていたわけでなく そばにいたかったんですね、きっと。 2週間に一回の抗生剤と点滴の注射。 最後の一週間は、毎朝鎮痛剤も飲んでいました。 私にできたことは とにかく顔の膿や血をふき取ってきれいに保つこと そして、話しかけながら、ブラシをかけたり、マッサージしたり いつまでも食欲がなくならぬように、食べてくれそうなものを探すこと 水しか口にしなくなった、22日の朝。 いつもたくさんの膿が噴き出ている顔に、そのときは血が何筋も流れていて、痛そうでふき取ることができませんでした。 もうだめだ、9時になったら獣医さんに電話して、今日、ちーことお別れしよう。 そう決意したのですが、 ちーこはふらふらと私の部屋へ入っていきました。 ちーこは私の部屋にいたいんだ。。。。 別の猫の診察があったので、病院へいって、事情を話しました。 今日安楽死させようと思ったのですが、やっぱり自然に任せることにします。 先生は、 「ちーこちゃんはそのお部屋にいたいのでしょう。血がでるのは、もう皮膚が伸び切っているからです。ぬるま湯を薄いガーゼに浸して、パックするみたいにふやかして、取ってあげて下さい。もう十分、飼い主さんの気持ちは伝わっていますよ。」 夜 ちーこは私の部屋の片隅で眠っていて 私が背中をさわると、もう見えない目で、振り返りました。 抱き上げて、いっしょに布団にはいりました。 先月までは毎日いっしょに眠って、夜中に何度となく起きて、顔の膿をふき取りました。 でも最近は、いつのまにか布団から出ていくことが増えたので、ちーこのいいようにさせていました。 布団に入って、しばらくすーぴーと寝息をたてていましたが 30分くらいして、ちょっと苦しそうな顔をして あ、ちーこ と思った次の瞬間、呼吸が止まりました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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