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カテゴリ:無駄話
今日までの3日間、隣保で葬式があり、張り場を務めました。隣組がまだのこっている地域です。近所で葬式のお手伝いをするのですが、昔と比べるとずいぶん楽になりました。昔は夫婦で務めたものですが、今ではどちらか一方がお手伝いに出るようになりました。
近所の助け合いがまだ残っている地域です。隣保も年齢が高齢化し、こんかい集まった中で私が一番年下でした。高齢化が進んでいる町なので、こんな助け合いがもっと必要に思います。 田舎暮らしは難しいと思っている人がいるかもしれませんが、田舎にはこんな助け合い精神根付いています。高齢化が進むなかで、家族が年寄りを看取れなくなっています。島根県隠岐郡知夫村ではNPO法人を立ち上げ、「なごみの里」を開設しておられる柴田久美子さんがおられます。柴田さんは高齢者の方を「幸齢者」と呼んでおられます。幸齢者の方々に仕え、小さな事に真心を込めることが、日本の幸齢者様の幸せへと繋がる事を祈って働きますと語っておられます。「なごみの里」では最期の看取りまでしてもらえるのですが、なぜ家庭でそうできなくなったのかが問題だと思います。自分を育ててくれた父母を粗末にしないで最期まで看取ることができるような国作りを考えなければならないのではないでしょうか。 高齢者を家庭が支え、近所が支えるようにならなければ、ますます殺伐とした世の中になるのではないでしょうか。国は「福祉」と唱えるばかりで、心のこもった政策は何一つしてくれません。財政が厳しいといいながら無駄遣いは限りがない。国防費を削ったり、在日米軍の負担金を削ったり、無駄な補助金を削ったり、大企業への支援を削ったりして、貧しい地方や中小企業を救う道はたくさんあるように思います。 先日、在日米軍の負担金の問題がニュースで流れていました。あのニュースを見て、日本人はどのように感じているのでしょうか。戦後60年が過ぎても、未だに日本は植民地であることをつくづくと感じます。日本は敗戦国として戦勝国に駐留を許しているのです。そのことをもっと考えなければならないと思います。国防が必要ならばドイツやイタリアのように自国の軍隊を持つべきです。日本が自国の軍隊を持てないのはなぜでしょうか。それは世界が日本の再軍備を恐れているからです。日本の技術をもってすれば、世界有数の軍事大国になれるでしょう。経済大国、金融大国、軍事大国になることを世界は懸念しているのです。 食糧生産もそうでしょう。日本の食糧自給率が低いといいますが、それは政策によって低くなっているだけで、けっして日本は生産力がないわけではないのです。これだけ緑と降雨にめぐまれた土地は世界にも珍しいのです。中国は食糧生産が限界にきています。従来の農業であればそんなことはなかったのですが、化学肥料と農薬を使うアメリカ式の農業を入れることによって飼料作物を生産し、それを牛や豚に食べさせ、それを人間が食べるシステムを作ることが生産性を上げることに繋がると思ったのでしょう。しかし、そのことによって大地は疲弊し、砂漠化し、食糧生産ができなくなっているのです。かっての黄河には水が流れていません。上流で水を取り、下流までは水が行きわたっていません。近い将来、中国は汚染と食糧不足に悩むことになるでしょう。病気と飢餓が全国を覆い尽くすようになると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.14 17:58:21
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