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傘の胴体を巻くベルトがある。ついているのが当たり前で気にしたこともない。
でもないと困る。少しでも短いと巻けないし、長いとみっともない。考えてみれば大切なベルトである。ところが名前も知らない。 ラジオ(茨城放送)を聞いていると、面白い話題が流れていた。金曜日の18時頃に毎週、ものの名前(?)について放送しているらしい。今日は、ファッション編であった。 このベルトの名前が判明した。「ネームバンド」というらしい。「名前を書くためのバンドなのかあ。」スッキリ! 途中から聞いたので、もう1つしか聞くことができなかった。そのもう一つというのは、靴下を購入したときに両端にとめてある、金属の名前。 ソクパスというらしい。 ひろげた形がコンパスに似ているので、ソックス+コンパスでソクパス(又はソッパス)というらしい。ネーミングって面白い。 ところで・・・、 4年生は、分数の学習をしている。分母と分子は、誰でも知っていると思われる。 ところが、間の線の名前を知っている人は少ない。 「小数に出てくる点が小数点だから、分数線。」 いいネーミングである。でも違う。 わからないときは、辞書を引いてみる。 「横線の上と下に数を書き、上の数を下の数で割った数(割ること)を表したもの。」とある。 「じゃあ、横線?」 「いいえ、れっきとした名前があります。」 本を読んだら、「お母さんと子どもを結んでいるから、へその緒だ。」という意見もあったとか・・・。 「ユニークな答えでハナマル。でも結んでいるわけではないからなあ。」 ・・・ 坪田耕三先生の「和顔愛語」という本に書いてある。 答えは、ビンキュラム(ラテン語)というらしい。日本語では、「括線」(かっせん)。「括」には、くくるという意味がある。 カッコは、漢字で書くと「括弧」。ここにも「括」という字がでてくる。 ちなみにラテン語には詳しくないが、ビンキュラムには、「絆」という意味があるらしい。 算数が国語の時間になってしまうが、子ども達は燃える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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