「ヨイヤサ! ヨイヤサ!」の掛け声で
練り回す津沢夜高あんどん祭りをお陰様、
6月7日の夜、家内と観賞出来ました。
富山県では曳き山祭り・行燈が各地で催行
されます。
富山県小矢部市の津沢夜高あんどんは
ひと味もふた味も違います。
超綺麗な行燈と派手なぶっかり合い。
豪華でエキサイティングな奇祭です。
行燈のぶつかり合いは各地でも有ります。
ぶつかって、離れるを繰り返のが常です。
衝突音と衝突の際に曳山が揺れ動くを
眺めるのだけでも興奮はします。
更に 津沢あんどんの場合。衝突後の
絡み合いで相手方の行燈を破壊します。
その迫力は半端では無いのです。
一度観たら病みつきになる魅力。
津沢夜高あんどん祭り万歳
と賞賛したくなります。
相手方を叩き潰す。
津沢の行燈は山車の土台の長手がカブトムシの角みたいに長く設計されています。
衝突の際の駆け引きで長手を上下に絡み合わせ、上になった曳山は攻撃、下の曳山は防戦。
相手側の豪華な行燈を蝿叩きで叩くみたいにギッタン・ばっこんとに揺らして叩き壊すのです。
行燈の破壊と言う勿体無い激突が繰り返
されます。
でも、壊された行燈箇所は 次の激突の際には予備の行燈パーツと交換されてます。
そして、また、激突・破壊の繰り返し。
容赦の無い。激突と破壊が観光客の魂も震い立たせます。兎に角、凄いの一言です。
この激突の前に子供達の夜高太鼓と笛のちびっこ競演も見事。また、若衆が声高らかに拍子木を叩き合唱。
戦いの前の柔軟体操と言うか。雄叫びで祭りは最高潮の空気を漂わせます。
もうどの切り口からも観光客満足度120パーセント。
私は津沢あんどん祭りは主催者各位の配慮が素晴らしいと感心しました。
観光客を迎入れる姿勢も素晴らしいです。
お祭りを観る最高の場所に おもいやり席が有ります。
70歳以上の高齢者、子供連れ、ハンディの有る方は階段状設置された長椅子の特等席で観賞出来ます。
優しい配慮が最高だと思いいました
中あんどんの練りまわし。
ぶつかり合い。
相手の行燈に長手が届いた方が優位です。
長手で行燈を叩き潰します。
ぶつかり合いのスタート体制。
あんどん広場前の看板。
一回のぶつかり合いで
30回程、行燈の縦揺らしが行われます。
ギッタン・バッコンと 人力の極限。
地面に転げて 行燈を揺らす若衆の
姿は素晴らしかったです。
手抜きの無祭礼は本当に出掛け甲斐が
有り堪能させて頂きました。
予定より20分早く、20時40分から開始
されたぶつかり合い。その活気に24時の
最終迄見学。下道で1時間40分で帰宅。
久し振りの深夜帰宅でも機嫌良く就寝しました。
日々笑進 みき