https://news.yahoo.co.jp/articles/7cde925a4318c43781dddf3369f61a1776ec0a3a
というわけで、優勝争いも佳境に入っている大相撲九州場所ですが、今日14日目の取り組みも昨日13日目の結果を受けてからの編成となり、その結果2敗で優勝争いをしている大関の霧島関と平幕熱海富士関の直接対戦が組まれました。優勝争い的には盛り上がりますが、という話題です。
て、通常であればこの最終盤の取り組みは大関同士といった役力士同士の対戦が組まれるのが通常の編成です。ですが、今場所のように下位の力士で成績優秀で優勝争いをするような力士と上位力士をあてることを「割崩し」といいますが、今場所もこの状況が出てきました。今場所「も」なくらいで、ここ最近では割崩しがない場所のほうが珍しい、そんな状況なので、今日のこの取り組みにも正直驚きはないところです。
そうなんですよね、上位力士が安定して常に優勝争いをする展開ならば、割崩しなどしないでも普通に取り組みを組むのがそのまま優勝争いに決着をつける一番、なのですけれど、そういう場所のほうが珍しい最近の大相撲です。「群雄割拠」とか「戦国場所」などという言い方をすれば、下位の力士が頑張っている、と高評価になりますが、「実力者不在」とか「どんぐりの背比べ」などとも言えてしまう状況でもあります。常々言っていますが、やはり「強い力士」がいて、その力士にどう立ち向かのか、というのが面白いのかもしれません。私の年代だと千代の富士がまさにそういう力士でしたから、そんな大相撲をみたい、という思いが強いのでしょうが、まあ、何はともあれ今日明日の九州場所最終盤、どんな結末なのか、最後まで注目ですね。