というわけで、この前の日曜日の「クラシック音楽館」ですが、本編ではニールセンの「アラジン組曲」という面白い曲とシベリウスの交響曲第2番という北欧もので楽しめたのですが、後半にこの一年のベスト演奏会、という投票で選ばれたマーラーの9番の終楽章、ブロムシュテット指揮の演奏が流れましたが、やはりこの曲は数あるマーラーの名曲でもほかの名曲をも圧倒するいい曲でしょう。マーラー好きでもこの曲を1番好きだという人が多いはずです。
て、私はこの曲の素晴らしさが素晴らしすぎるからあえて別の曲(3番の終楽章です。これも本当素晴らしいです!)を1番だと言っていますが、この9番の終楽章、終わり方や何やらでとにかく天国への道が見えるともいえるくらい美しい曲です。あまりの素晴らしさゆえ、おいそれと近づくのが恐れ多くて、で9番そのものをあんまり聞かない、そんなくらいのリスペクトです。いい曲だったらもっと楽しみなさいよ、と言われる方も多いのはわかりますが、いえいえ、自分の中で1曲くらい特別な曲もないとね、とも思っております。
そんなこんなな曲ですが、この日聴いた演奏、確かにこの一年のベスト、という人が多いのも納得、な素晴らしい演奏でした。テレビでそこまでですから、これを生で聴けた人が本当うらやましい限りですが、来年、西宮でこの曲を生で聴ける機会を確保しています。楽しみでしかないですが、そんな曲なので、落ち着いて聴けるだろうか、とすら思ってしまいます。一度くらい予習しておいて、心落ち着かせてから臨みたいですね。