というわけで、昨日の続き。メインのシンフォニーです。
この日のシンフォニーはチャイコフスキーの5番でした。チャイコフスキーのシンフォニーといえば4番以降の3つが有名ですし、演奏される機会も多く、ですが、その中でも一番人気があって演奏機会も多いのかな、という曲です。なので、録音含めていろんな演奏があるのですが、コバケンさんの生演奏ではどんな感じになるか、それがとても楽しみでした。それこそずいぶん前に同じ大フィルさんとコバケンさんの演奏でチャイコフスキーのシンフォニーチクルスがあった際に聴かせてもらってますが、時間が相当経っていますから、そのあたりの変化もあるでしょうし、ですが、さあ実際に曲が進むにつれてコバケンさんの世界がどんどん繰り広げられました。いわゆる「普通」な演奏とはかなり違う展開になるところも多く、聴いている側でもえ?っとなること多々、でしたが、そこはまさにオケとしての集中力で見事な対応、でした。そんなこんなであっという間の終曲でした。
いやあ、コバケンさんの演奏、というとプロの方からも面白い逸話を聞かせてもらえることも多いのですが、この日の演奏、そしてそのリハーサルもかなり独特だったんだろうなあ、と想像するのも楽しいところでした。コバケンさんの指揮、来年3月に別オケながら堪能できる機会を確保しております。今からそちらも本当楽しみですね。