というわけで、昨日の続き。ブルックナーのシンフォニーです。
て、この3番のシンフォニー、崇拝していたといってもいいワーグナーに認められた曲で、それゆえワーグナーに献呈された曲なのですが、ブルックナーお得意?の改訂が随所に、でした。今回披露されたノヴァークの第1稿では、その原曲を楽しめたわけですが、改訂版とは随分とちがうところがみられ、その違いはスコアを読むまでもなく、聴いているだけで十分わかるものでした。なので、タイトルのとおり「え?」となる箇所がたくさんありましたが、聴き慣れているからというわけでなく、冗長な演奏になってしまっているところも多くて、でしたから、お得意の改訂も必要だったのかな、ですね。
そして、この演奏会もやはりマニアックだったのか、またぞろお隣のお客さん、このシンフォニーの間まあよくお休みになられていました。ブルックナーの金管が吠えるあのフォルテシモも動じずに寝られることに逆にびっくりでしたが、世間的にはブルックナーのシンフォニーってそういうものなのでしょうかねえ?と、となりの親父は鼻血出そうなくらいに興奮してしまうのに、でしたよ。