というわけで、昨日の続き。メインのシンフォニーです。
て、この「バビ・ヤール」という曲、5楽章ある曲なのですが、それぞれに副題がついていて、バスのソリストと男声合唱が加わる、という編成からもう特殊な曲ですが、その一つ一つの楽章のテーマも政治的なにおいもきつくて、です。当然?生では初めて聴く機会を持てたので、もうそれだけでこの日の演奏会は、でしたが、既にお話しているように道義さんのラスト定期ということも重なって、この演奏会に来られただけで価値あり!でしょうか。
そして、実際の演奏。本当に重々しい曲が延々と続くのですが、それでもショスタコファンとしては至福の時間、あっという間に、でした。バスのアレクセイ・ティホミーロフさん、オルフェイ・ドリンガー合唱団、どちらも圧倒的な迫力でした。合唱でここまで聴かせてくれる、ということはそうそうないだけにここももうたまりませんでしたし、この迫力を受けたオケも珠玉の出来ではなかったか、という圧巻の演奏になりました。
さあ、これでショスタコのシンフォニーで生での未体験は6番と14番になりました。どちらも本当この13番同様聴く機会そのものが貴重、ですから、アンテナ張り巡らせてその機会を捕まえたいなと思っていますが、さあその日は来るのやら。