というわけで、昨日の続き。メインのフランクの交響曲についてです。
て、オーケストラの演奏が好きである程度聴きこんでいる方であればこの曲も当然のごとく守備範囲に入ると思います。名曲なので、いろんなオケで時々演奏もされますので、生で聴ける機会も多いです。大阪であれば今年の頭のほうに読響さんの定期で演奏され、なんてこともありまして、もちろん?足を運びましたが、まあそんな曲です。3楽章構成でどっしりとした構成でそのあたりもいいのですが、ベルギー生まれでフランスで活躍した作曲家という経歴からは意外などっしりさ、これも魅力です。
そしてなんといっても最高の特徴が「循環形式」というメロディが印象に残ります。次々に出てくるメロディはここまでに出てきたメロディと密接に関連していて、ですから、頭に残るんですよね。ライナーノーツにもこのことが書かれていますが、ご存じない方は「まずは一度聴いて」感じていただければ、です。とてもいい曲なので、親しんでもらえると思います。
そんな曲ですが、この日の関西フィルさんの演奏も冴えていましたし、しっかり鳴らすところもビシビシ来る、いい演奏でした。期待に違わないいい演奏会になりましたよ。