というわけで、昨日の続き。「ブラシェン」などとも呼ばれるブラームスのピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲)です。
て、今年の3月に自分が演奏する側で苦労した話題は何度もエントリーさせていただいたとおりですので、覚えておられる方もいるかもしれませんが、まあ難しい曲です。コントラちゃんが難しい、のもそうですが、オケ全体として、なんでこんな編曲になるんだろう?と思うことだらけです。原曲のピアノの細かい音や高い音が無茶振りされて、なのですが、とにかく大変な曲です。しかしながら、原曲の素晴らしいことと言ったら、なので、オケ編曲でもその美しさは残っていて、聴くのもいい曲なので、やはり触れる機会があれば、ということで駆け参じて聴かせていただきました。演奏の技量、ということは流石のプロオケ、なので安心して聴けるわけですが、曲の指揮を務められた沼尻竜典さんの的確かつ見事な棒さばきで実に聴き応えのある演奏になりました。沼尻さんの指揮でオケとの呼吸がはまると時々爆発的なエネルギーで曲を聴かせてくれることがあるのですが、この日もそちらのほうに行ったのかな、と実に満足な演奏でした。
昨日のエントリーでごにょごにょ、といったことですが、この日、本当はオケ練習あったんですよね。まだ本番まで日があるのと、どうしてもシベコンとブラシェンの2曲が聴けるとなると、でしたが、はい、自分の演奏にフィードバックでききれるか、ではありますが、相当な刺激をいただきました。7月からの練習、こういう刺激をどんどん自分の演奏に注入したいですが、さてどうなりますやら。