というわけで、昨日の続き。シューマンの交響曲です。
て、この曲を含めてシューマンのオーケストラ曲って弦楽器も管楽器も同じメロディーやリズムをしっかり鳴らさないとちゃんと曲として聞こえない、という奏者泣かせなところがあります。なので、演奏時間の長短にかかわらずものすごくきつい曲が多いです。さすがプロの演奏会ですからそんなことは微塵も感じさせず、ですが、どうしてもそんなことを考えてしまう、そんな感じがずっとしていました。この日の指揮の久石譲さんの棒さばきはいわゆるくせのないものでしたから、曲自体を安心して聴けたから余計そんなことを感じたのでしょうね。
さて、そんな久石譲さんですが、来期から日本センチュリーさんの音楽監督就任です。この方がオケの演奏面での顔になるのですが、いわゆるオーケストラに詳しくない方への集客力がすごいのがなにより。どんなオケになるのか、そのあたりは注目ですが、この日の演奏会もシンフォニーの各楽章ごとに拍手が起こるのはそういうオケ好き以外のお客さんが一定数いるんだね、と感じさせれたところでしたよ。