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柄本佑さんが、インタビューで語ったところによると、道長は、今のよ
うな性格でいくそうですヨ。 道長もイヤだが、権力を持つため、維持する為❓に、歴史上知られたよ うな行動を取るのだとか。 そうなのかなぁ。 ところで、「小右記」を読んでいます。 流石、朝廷の流儀に詳しい実資だけに、時々行事があった日の日記には、 「○○はこうしたが、本当はこうすべきだ」 とか、書いていて、その後に 「軽率だ」「こんなことをするなど、末世だ」 なんて書いていることも。 疑問に感じた点は、「後で調べよう」と。 行事や神事、祭事は総て先例に倣い、先例通りにすることが大事だった 時代だからしかたないですね。 道綱が大納言に任じられた時の文句も読みました。 前日、そのようになりそうだと聞いただけで、当日本当にそうなったら、 今まで越任(下位の者が上の者を位階で追い越すこと)はなかった、 村上天皇の時、誰々は誰々を追い抜ていない、醍醐天皇の理由があったもの だった・・・と、先例を幾つも幾つも挙げ、だから、道綱が自分を追い抜く のはあり得ないことだ、一条天皇はご存知ないのか、と。 で、俊賢を通じて上記の例を一条天皇に奏上させています。 結局、一条帝は、このようなことはすべて知っているとのことでした。 それで、実資は、推量すると、賢人を用いる世は、貴賤が研精(現在では、 細かく調べること)する、しかし、道長の親戚びいきと女院(詮子)の政治 への口出には困ったものだ、自分は無縁の身(藤原でも九条家ではなく小野宮家 なので)、どうすれば良いのであろうか、と憤慨&嘆息しています。 越任した例を一例だけでも挙げて、道綱の任官を決めたようだけれど、 その一例に挙げられた人は賢能の人だった。 それに反して、道綱は・・・と、例の自分の名前以外は「一、二」という漢字 すら書けないような(脳無し)者を・・・が続きます(^-^; 道綱可哀想に。 でも、実際、道長のお兄さんだからの大納言任官でしょう。 その他、ある牢獄では、囚人の食料が足りていない、という報告があった ようで、囚人を許し=牢から出した❓、お粥を特別も与えた、とあります。 また、井戸を掘ったと書いてありますが、これは別の牢獄で水がなかった ようで、喉が渇いて死んでいった囚人を哀れと傷んでいたり。 高麗からの文が無礼だから、と国のいくつかの守りを固めさせようとか、 対馬守は武道には優れていないから、太宰の大監を遣わして不慮の事態に 備えようか等審議しています。 都の貴族でも、ちゃんと国中のことを考えていますね。 守りについても考えていますが、太宰の大監をいきなり対馬守に任じるの は、先例にないから、まず大監を対馬にやって様子を見させてから・・・、 と、こんなもしかしたら急な場合に”先例”にないとか、あるとか 一応危機感を持っているようだけど、そんなこと言っているうちに攻め滅 ぼされたらどうします❓て、思いますよね、奥さん まぁ、数十ページ読んだだけで、実資の博学さと細かさがよくわかります。 いつもポチっと応援ありがとうございます にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 3, 2024 02:24:55 PM
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