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女房達が身に着ける「裳」につきまして・・・
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/509377 より こういうのが良く見られますよね。 現在のドラマや映画では、ほとんど白地に模様が描かれた物ですよね。 でも、平安時代は様々な模様があったようです。 また、地色も白だけでなく、単色で様々な色や裾の方を濃い色にしたり、 全体的に模様を描いたりです。 特に歌合せなどの行事の際は、袿の襲(かさね)色目に合わせて、紫一 色だったり、緑色に銀泥で模様を描いたり、裳なのに二重織物にしたり・・・。 歌合せのような特別な時は、主題に合わせて”なんでもあり”みたいです。 表着(うわぎ)や唐衣に留まらず、裳にも鏡を付けたりと言うのは、道長が 死んだ後、平安後期の文化の爛熟期に多く見られます。 つまり、「ここまでやる❓」と言う程過剰な装飾です。 でも、さぞ華やかだったことでしょうね。 風俗博物館では、こんな裳が展示されているよう。 これは海の模様❓ そうのような、ちょっと違うような・・・。 当時人気と言うか、一般的だったのが、海の模様を描いたもののようで、 松原とか海が遠くに描かれたようです。 また、大海(おおうみ)の刷り裳と言うのは、「おどろおどろしい」と 書かれますが、それはこんな感じかな、と 平成、令和の即位の礼で、皇后陛下の女官達が着けていた裳の模様です。 動画から撮っているので醜くてすみません。 んー、私には波に見えたのですが、どうでしょうか。 白地に比べると、かなりのインパクトですよね。 同じく風俗博物館の”裳”です。 この女房達は龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ・げきす)の舟に乗っているのか。 下の写真は龍の頭ではないので、鷁首の舟ですね。 ・・・ということは、裳は池の中 いずれも「末濃(すそご)」になっていますね。 紫と緑ですが、他に黄色の裾濃もありました。 ついでに、倫子が紫式部に贈った若返りや健康を願う「菊の着せ綿」の場面を。 前夜菊の花に綿を被せ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 3, 2024 02:44:07 PM
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