夏休みが終わって1週間。
外はまだ暑い日もありますが、朝晩は涼しく秋らしくなってきました。
ここでこの夏休み、私にとって一番の思い出スポットを
忘れずにアップしておきたいと思います。
悟空と二人で行った「有栖川公園(ありすがわこうえん)」です。
東京のど真ん中、広尾にある、由緒正しき緑の森です。
その日は娘プリキュアの誕生日(8月5日)でした。
プリキュアはばあちゃんとさっさと横浜へお買い物に出かけてしまいまして。
残された私と悟空。
「どうしようか?私たちもどこか行こうよ」と
突然ぽっかりとできた時間をどう過ごそうか、悟空に相談。
すると「千葉に行きたい」とか「埼玉に行きたい」、「奥多摩の方がいい」などなど
そんな急には無理でしょ?みたいな所ばかり言います。
どんな場所に行きたいか?と聞くと、「森みたいな所」と言います。
それで・・・
私の頭の中の鈍いコンピュータをカチャカチャ叩いた結果・・・
「そうだ、あそこがあるじゃない!! 近いし」
というわけで、私にとって思い出の大事な場所、
有栖川公園に行くことに決めました。
家から自転車、JR、そして地下鉄と乗り継いで、でもすぐに広尾に着きました。
公園でお昼も食べようと思ったので、コンビニを探しておにぎりや飲み物を調達。
何しろ行くのは高校3年生以来だから・・・軽く20年を超えています()。
当時の雰囲気が大好きだったから、それが変わっていないかだけが心配でした。
立ち寄ったコンビニの店主さん=品のいい老夫婦=に尋ねてみました。
すると「全然変わってないですよ」という返事だったので、
安心して公園に向かうことができました。
ワクワクとはやる心を抑えつつ歩く私。
一歩一歩が弾んでいたかも。
公園の中は背の高い木々で空が覆われていて、
日傘もいらなくなりました。
懐かしさいっぱいでした。
悟空は意外にも「頭上、ケムシに注意」の看板にびびってしまい・・・
「早く帰ろう、早く帰ろう」って。
だから都会の子はダメなんだよなぁ・・・
私はそれでもしっかり懐かしさにひったったわけで。
森林と流れる水のマイナスイオンを全身に浴びて、一人ご機嫌
どんな思い出かって?
好きな人とデート???
残念でした!そうではありませ~ん。
高校時代のこと。
3年生だった私達は、受験生だというのに(!)
楽天家過ぎるのか、単なる現実逃避なのか?!
「秋の文化祭に映画を作って出そう!!」
という話で盛り上がり、物好きな男女、有志11人が集結し、
貴重な夏休みを費やして映画作りに盛り上がったのでした。
オリジナルな話(→殺人事件でした)を脚本からすべて作り、
撮影、編集、上映・・・とすべて手作りでやりました。
費やしたのはすべて夏休み。
この日と同じように蝉がワシワシ鳴いていました。
う~ん、青春やなぁ・・・
その撮影で訪れたのがこの公園でした。
だから、思い入れが強いというか、私にとって大事な場所なんです
余談ですが、そんな夏を過ごし、翌春、蓋を開けてみたら
男子は専門学校に進んだ一人を除いて、全員が浪人生に!!なっていました
女子は上手いこと進学できていましたが。
女子は要領が良かったのでしょうか・・・。
彼らとはその後も付き合いが続いています。
大学生の頃はあまり集まらなかったけど(男子達はもうずっと仲良しで、
しょっちゅう集まってたみたい)、
卒業後、誰かの結婚式やその二次会なんかでたまに再会し、
既婚者には家族が増えたり、転勤したり、家を買ったとの知らせを受けたり・・・。
女性陣はどうしても子育てでしばらくは出かけられない時期もありましたが、
最近はなんとなくみんな、また生活が落ち着いてきた感じです。
それでここ数年前から私も、毎年開催される納涼会や忘年・新年会などに
顔を出せるようになってきました。
先日の豊洲での納涼会もそのメンバーでした
ステキな仲間に恵まれた高校時代だったと、書きながら改めて思いました・・・
これからも大事にしていきたい仲間達です。