火災
さて、昨日の予告通り、今日は火災ですある日普通に仕事していたら職場に1本の電話が入りました「あなたの部屋が燃えているみたいなんで 至急戻って確認してください」はいぃぃぃぃぃぃ~!?速攻早退して戻ったら私の部屋のベランダに見えるのは消防士さんじゃないですか何故入居出来たか解らないおいさんがゴキブリブリーダーになってたらしくマンション全室一斉消毒駆除の日だったので(ってそのおいさんも強烈だけどもさ)たまたま管理課の人が全部屋の合鍵を持っていたのが幸いして早期発見に繋がったのだが・・・まず、消防署の人に朝どんな感じだったか消防車に連れて行かれて問い詰められるのだが、火元はガスコンロ。「あんた、朝ごはんの後に消し忘れたんじゃないの」私:「いえ、最近体調が悪かったのでキッチンは使ってません」「鍵は閉とったらしいでねぇ、あんたが悪いみたいなんだけどねぇ」私:「はぁ・・・すいません」「ところであんた、職場何処?」私:「●●病院です」「あ!いつもお世話になってます!今回は大変でしたねぇ 火災証明ってのが出ますんで後から消防署に来てくださいね」おおおぉぉいっ!どんな豹変だ!それから警察が登場して、無くなった物はありませんか?って消化器5本をぶちまけた部屋で何が無くなってるのか解る訳がない、圧力でこれまた棚がひっくりかえって部屋を片付けるのがバカらしく思えるぐらいの状態なのです。「それって、保証書とかの付いた高価な物って事ですかね?」と聞いてみたら、まぁそぉいう事です、との事でうちにはそんなものは一切無いんですけど、と言ったらじゃ、問題ないですね、と帰られた。良いのかそれで・・・ブランド物とか保証書の無いものは盗まれても問題ないのか・・・が、すべてをスルーして警察は帰られたのでした。結局の所、片付けてみたら指輪とか時計とかそぉいう小物の類が無くなっていましたでも、形見だったり親戚に貰ったり、というのは保証書って無いんですよね・・・だから対象外らしいです。他にもっと不審な点は、コンロの上にわざわざ私のもって無いプラスティック素材のまな板が置かれていてすごい弱火だったこと。超不気味次に困ったのは、その日からの泊まる場所。新しい部屋探しで途方に暮れそうだったが管理会社の方が、普通は火事出した人は入居させないんだけど不審な点が多過ぎるし、と会社の人をかなり説得して下さって丁度空いてた3階の部屋に移動しても良いですよという事になったのです。しかも敷金はスライドで結構ですから何も要りませんよ、という親切っぷりに感謝黒煙がすごくて、火元がどの部屋か解らなくて僕らもパニックだったので、実は鍵が開いてたか開いてなかったか、というのは夢中だったので覚えてないんです・・・とのことでした。管理課の人とゴキブリ駆除業者の合計4人の消火活動には頭が下がる思いでした。きっと怖かったと思います次にやってくるのが火災保険の問題です。何が困るって、保険見積もりにおける家電被害の報告です。皆さん色んなメーカーの家電を使われてると思いますが大手の電気屋さんに電話しても、とりあえず全部修理に出してもらって各メーカー毎の報告書が必要なので時間がかかるし持参してもらわなければならない、との事でした。とほほほほ~これが、友達の人脈で知り合いの知り合いのこれまた遠い知り合いの電気屋さんを紹介して貰ったところ、珍しくその方は火災の保険見積もりをやった事があるから大丈夫と、つるつるさくさく作業をやってくれてあっと言う間に出来上がりです。人間ってありがたい・・・それにすぐ必要な洗濯乾燥機や冷蔵庫も買えるので、大変有り難かったですそしていつも朝挨拶して出勤してた通り道にあるクリーニング屋のおじさんが、え?あんたの部屋だったの?そりゃ大変だ。おじさんね、娘が火事になった事あるから大変さが解るよ!って大量の服をすべて取りに来て(って部屋の中はススだらけですよ)困った時はお互い様さぁ~ってじゃぁ気持ちだけの1万円、これ以上は絶対貰えないううう、人間ってありがたい・・・感謝の涙ですよ、ホントに。近所の酒屋さんは、これが必要だと思って、と水分、お茶やらポカリやらを大量に届けてくれて時計屋さんは消防署は遠いから、と車で連れて行ってくれて毎回、通る度に挨拶してただけなのに本当に愛情に包まれた地区でしたとりあえず、その時思ったのは部屋に居たら強盗に殺されていたかも!!!居なくて良かった!!!ということです。その後同じ事を色んな人に言われました。生きてて良かったね、って。それまでチェーンをかける、という習慣が無かったのですが今は家に居る時の方がむしろ危険、チェーンの確認は怠りません。あくまでも、物は物であって、死んでまで持っていけるもんじゃなし。すべてを失って初めて見える事もありますしね強盗もダメだけど、火をつけるのはもっとダメ皆さんがどっちの目にも遭わない事を祈るばかりです。