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カテゴリ:韓国映画
2004年 原題:空き家 英語題;3-Iron
出演:イ・スンヨン ジェヒ 監督: キム・ギドク(ベネチア映画祭監督賞) NAVER←予告編とMVがみれます。 ずーっとみたかったんですが、やっとみれました。 ひとことでいうと、不思議な映画です。でも、後味は全然わるくないんですね。 空き家に入り込んで住むという設定だけしっていたので、それ以降どうなるのか、とても静かにすすんでいくんだけど、最後まで、いっきにみてしまいました。 うつせみ/ジェヒ[DVD] ネタバレ感想 主人公たちは、ほとんどしゃべらず(ジェヒは、一言も話しません、女性が一、二言だけ)、 周りだけが、うるさいんです。 主人公たちが、自分の世界だけにいるようで、だけれど、他人の家に入って、生活の一部になろうとしている?外界を拒否しているんだけど、人間の生活のぬくもりを拒否していない? チラシをはって、そのあとチラシが張ったままの家に入って、そこに入り込んで、暮らしている主人公。大学も出て、BMWのバイクに乗っていて、どうして、こんな生活をしているのか、一切説明はないんだけど、一言も口をきかないということから、かかわりを持ちたくないという思いがあるのでしょう。 することはきまっていて、何か機械もの直して(改造したり)、手で洗濯をして、ご飯をつくって、テレビみてねる。見つかりそうになったり、みつかったり。 暴力と金で夫におさえつけられていた女性の家にいって、その女性を連れ出して、一緒に、同じ生活をはじめるんだけど、すこし前とはちがう。言葉はないけど、コミュニケーションがある。 彼女の顔の傷が治っていくのと一緒に、彼女も穏やかな表情になっていく。 彼と一緒いるということが、場所はどこでもかまわなくて、癒してくれる。 一人暮らしのおじいさんが死んでいるのをみつけて、その様子を見に来た息子夫婦にみつかって、警察につれていかれ、夫が彼女をつれていって、彼は刑務所におくられる。 そこで、気配を消す訓練をするんだよね。 ここで、彼がおかしくなっちゃたんじゃない? この映画はどこにいくのか~?と一瞬とまどいましたが、それは彼女の元に戻るためだったんです。 彼女は、押さえつけられるだけだったのが、夫に反抗をしてみせる。 夫は、金で買ったとはいえ、愛しているんだとおもいます。 彼が戻ってきてくれて(夫には気配を感じるが、みることはできない)、 うれしそうな彼女をみて、とても喜んでいる。 こうやって、3人で暮らしていくんだろうね、しばらくは。 ふと、おもったんだけど、これって、日常でもあるのかもしれない。 あの人と一緒にいながら、ほかの人のことを強くおもうというとき、 それって、こういう状態なのかもしれないな。 これが、英語版のポスターです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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