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テーマ:小学生ママの日記(28711)
カテゴリ:子供の気持ち
新学年が始まった今週は、新しくなった担任の先生について
よかっただの、最悪だの、生徒達から聞かされる。 「私、ついてないんだ。また○○先生になっちゃった。 ○○先生嫌いなのに。」 「どうして?」 「だって、私のこと嫌いなんだよ。」 「どうしてそう思うの?」 「私にだけ注意するんだもん」 「それって注意されるようなことしたんでしょ?」 「でも私だけじゃないよ」 「でも、注意されるようなことをしたんだよね?」 「うん、でも…」 「注意されるようなことをしたんだったら、注意されても仕方ない。 注意されるのが嫌だったら、注意されることはしないの。 注意されるようなことしてないのに、注意されたら、言っておいで。 それは誤解だから、お母さんと相談して解かないとね。」 自分の感性や価値観の合う人はいい人で、 自分の感性や価値観に合わない人は悪い人という判断は間違っているし 危険な考え方だ。 先生は、友達ではない。 批判したところで状況は変わらない。 受け入れなければならない人間関係は、いくつになってもある。 どんな子供でも、本音は先生に好かれたい。 自分のことを見ていて欲しい、と思っている。 だから、先生を試すようなことをしてしまう事も。 お母さんにも、子供の前で担任の先生について批判的なことを言うのは 控えてほしいと思う。 子供にとって担任の先生との関係は、学校生活を左右する 重要なものだ。 なかでも一番気を遣うのは、通知票「あゆみ」で 不本意な評価をされた時のフォローだ。 これは、お母さんも同じだと思う。 今年の4月から2年生になったAちゃんは、 歌と手遊びが大好きで、教室でも楽しそうに大きな声で いつも歌っているし、気分がいいとよく鼻歌を歌っている。 しかし、彼女が先月持ち帰った通知票「あゆみ」には 楽しく歌が歌えていない、と評価されていた。 これには、彼女もショックだがお母さんもショック 担任の先生は、どこを見ているのか、と憤るお母さんを 子供の不信感を煽るからとなだめ 2年生も同じ先生なのだろうから、面談の時にでも どうしてそのような評価になったのかと尋ねるのではなく、 こういう評価だったけれど、どういう点に気をつけさせればいいのか? と相談するようにアドバイスをし、 あゆみの呪縛ですっかり自信をなくしたAちゃんには、 「英語では、いつも楽しく歌ってるのにね。 学校で歌う時は、大勢で歌うから緊張しちゃうのかな? 2年生になったら、ここで歌うみたいに笑顔で歌えるといいね。」 と声をかけた。 先生が通知票を記入する期間は、だいたい決まっている。 どこか感覚的に切り取られた印象で評価されてしまうことは、 項目によっては、避けられらないのだろう。 子供が学校で自分の姿すべてを見せているとは限らないし 家庭や私の教室で見せる姿と全く異なった姿を見せている場合があると お母さんと話していて感じることが多い。 お母さんが家での我が子の様子を見ていて、 面談の時に担任の先生が話す、 我が子の性格的な話しに納得がいかないので、 私から見て、どのような子に見えるかを知りたいという お母さんも多い。 大手英語教室から移ってきたCちゃんのお母さんもそんな一人だ。 Cちゃんは、大人しい印象だが、負けず嫌いな、がんばりやさん。 口数が少なく、積極的に自分の意見を言うタイプではないが、 一生懸命に黙々とやるので 私のクラスでも信頼されているし、 キャンプでは、年下の子の面倒もみてくれていた。とお母さんに伝えると 担任の先生の評価は、私の評価と全く異なり もっと積極的に参加しましょう。と通知票に書かれ、 一生懸命やっているのに、そう書かれてしまったことで、 担任の先生への不信感から、 Sちゃんは学校が楽しくないと言うようになったと聞かされた。 そんな担任の先生に対してSちゃんのような気持ちを抱いている生徒にする話しがある。 「先生ね、4年生の3学期、当時の通知票は5段階評価だったんだけど 図工で2をつけられたことがあるの。 他の勉強がよかったから、その2はくやしかったんだけれど なんで2なのかわからないから、どうしようもなかった。 でもね、5年生になって図工の先生が替わったら1学期の成績は5になった。 同じような絵を描いているのに、先生が替わったら評価も変わるんだよ。 テストでつけない通知票ってそんなもんなんだ、って思った。 たまたま今回、担任の先生には、そう思えただけ。 一生懸命やっているなら、それでいい。」 通知票を書いている先生の中には、こんな気持ちで書いている人もいるのだ。 通知票の所見について テストなど客観的な尺度がある項目ならともかく 担任の先生一人の主観で下される評価に、 必要以上に一喜一憂することもない。 我が子には、こういう面もあるのだな、と アドバイスとして受け取ればよいのではないのだろうか。 もちろん納得がいかない評価をされたと感じるのであれば 不信感を抱いたままにせず、 面談の際に担任に、評価の理由を尋ね、 前向きな気持ちで担任との関係を作っていけるように 子供を促してあげることは、とても大切だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月11日 13時36分24秒
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