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カテゴリ:受験
昨日の続き…
Mちゃんは、W君とは別の大手進学教室に2年間通い、 御三家より少し下の□を第一志望校としていた。 合格判定テストの結果も上々、物怖じしない本番に強いタイプだったので、 私も内心、合格を確信していた。 ところが、まさかの不合格。 発表の翌日、私の教室に来たMちゃんは、 「先生、何で落ちちゃったのかなぁ」と 本人も納得がいかないのか、 いつもの明るい笑顔が見られず可哀想だった。 ところが、翌週、明るい顔で表れ、 「先生、私、合格した学校には行かないで 公立の中学で一生懸命勉強して□より偏差値のいい高校に行く! 英語もがんばるから。」 □は、高校からの募集はしていないので、 高校の偏差値は公表されていないのだが… 「それでこそ M。そうだね、高校受験には英語があるから、有利だね。」 この日からMちゃんの、負けるもんかパワーが炸裂! 近区の評判の高い公立中学に越境入学し 3年間、部活でも活躍し、成績も常に学年トップ3の位置をキープ。 結局、都立の上位校に推薦で合格し、 難関私立大学へと進学、弁護士を目指している。 今年も、第一志望以外の私立中学に合格しても 高校で再度その学校にチャレンジしたいと 合格している中学には行かなかった生徒がいる。 合格しても行かない、という生徒たちには、共通点がある。 それは、どうして、その学校に行きたいか、という しっかりとした意志を自分で持って受験に臨んでいる。 そして、その裏には、志望校選択の時期に、 どうしても行きたい学校でなければ、行かせない。 と、親御さんがはっきりと子供に伝えていることだ。 合格できる「行ける」学校選びではなく、 しっかり動機付けされた「学びたい」学校選びが 合格後の中だるみを産まない鍵なのかもしれないと思う。 高校受験、大学受験を経験することで、 大きく成長していく生徒達を見ていると 受験は、決してマイナス面だけではないと思う。 果たして、受験をしなくていい、という選択が 本当に子供にとってプラスの選択なのだろうか。 正しいか、間違っていたのか、 答えのない選択だからこそ難しい。 しかし、再チャレンジする機会がないわけではない。 子供の成長に応じて、柔軟に対応する道を示してあげる事も 親御さんにしか、できないことだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月01日 12時04分06秒
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