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テーマ:中学生ママの日記(17700)
カテゴリ:受験
中3の生徒たちの3者面談が学校で始まった。
当然、その場で高校受験について話が出る。 学校の先生には、申し訳ないが、 3者面談での話しを塾の面談で話しをするのが、 今の受験生を持つ親のパターンとなっている。 そして、塾での先生との面談で出た高校名を持って私のところに… 学校の成績表から想定される内申点、 模試の偏差値で志望校の候補をあげるのが普通だろう。 でも私は、すでに生徒から聞いている将来の夢、 高校でしたい事を頭に入れて、 必ず候補の中に一校、 その生徒に特性や夢に合った学校生活を楽しめる高校を入れておく。 「なるべく早く、学校見学日以外に 登下校風景を見て、どんな生徒達が通っているか見てきてね。」 と、言うことにしている。 数年前、第一志望校である都立校の合格発表を見に行って、 上級生達を見て、その学校に行きたくない、 滑り止めの学校に行く!と言い出した生徒がいるからだ。 私は、担当講師からその学校名を聞いて、 正義感の強い彼女に合うとは思っていなかったのだが、 学校の先生と、塾の先生に偏差値の割には進学率が高いと勧められ、 彼女も納得し、志望校としてその名前をあげていたので、 私も担当講師には特に何も言わなかった。 もちろん彼女はお母さんと一緒に、学校見学日に学校を見に行っていた。 しかし、学校見学日では、学校の本当の姿はわからない。 結局彼女は、併願確約の私立の女子高校へ進学した。 また別の生徒は、偏差値と進学率で選んだ私立の女子高に合格し 1ヶ月後から不登校を繰り返すようになった。 きちんとやって、それなりの成果を残さなければ気が済まない彼女に、 毎日のようにある小テストは、精神的に負担だったようだ。 先週の金曜日、中3の受験生たちに志望校について尋ねてみた。 ほとんどの子がまだ決めていない、と答える中、 Aだけは、志望校を決めていた。 Aが選んだ高校は、偏差値は真ん中くらいで、 英語とボランティア活動に力を入れていることで有名な都立高校だ。 小1から私の教室に通い、ボランティアワークに興味を持ち 中学でもボランティア部に所属している Aにとっては、魅力的な学校だ。 小中と、対人関係で少々苦労した経験があるAは、 3年生になる前にこの高校をこっそりと見に行ったという。 Aの成績から考えると、もう少し偏差値も進学率も高い学校へ行けるのだが 親御さんも、彼女の選択を応援してくれているという。 実は、この学校に娘を通わせている知人がいて、 先生方や生徒達のことを聞くたびに、 Aが活躍できる、学校生活を楽しめる学校だと思っていたので、 彼女がこの学校を志望校として選んでいたことを知って とても嬉しかった。 偏差値や進学率に囚われない高校選び 確かに親御さんによっては、勇気のいる選択だが、 是非、子どもの選択を支持していただきたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月07日 14時36分44秒
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