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カテゴリ:子供の気持ち
9月2日の日記に書いた、ひきしまった顔つきになったE君に 夏休みについて尋ねてみた。 「特に変わったことはなかったけど、 塾で同じクラスだった子に勝ち続けたことかな。」 E君は、都内でも有名な大手進学塾に通っている。 「クラス分けテストで、その子は、一番下のクラスに行った。」 彼の顔がひきしまったのは、ながらく机を並べていた同じクラスの子に 勝った(比べるとテストの点数がいい)ことで自信を持ち 自分の目標である志望校と向かい合うようになった、 そう自分の事として受験を受け入れ、 前向きに取り組む気持ちになったという 彼の受験に対する気持ちの変化からだろう。 もちろんその後には、E君に、目標ラインを設定させ 一つのチャレンジとして受験を考えるように E君に具体的に納得させながら、 サポートしている親御さんの力がある。 親の受験と言われる中学受験だけに 実質的には、親と塾主導で進められ、 子どもは結果に向かって引っ張られているだけというケースが多い中、 E君は、志望校に合格できようが、できまいが 具体的な目標に向かって、長い時間かけて チャレンジする、という前向きな気持ちを持ちで 努力するという経験を、中学受験の過程を通してできたことは 彼にとってまちがいなくプラスと言えるだろう。 受験していれば、受験していなければ、など 決して答えが出ないことを悩まないためにも 受験をするかどうかはもちろん、 合格させることが我が子の幸せと、突き進む 子ども不在の親の受験にならないように 受験までの過程を慎重に我が子の成長を見ながら進めて欲しい。 引き際が肝心- これは中学受験にも言え、 親にしかできない決断だ。 これが受験を挟んで子どもたちと係わってきた私の受験慎重論だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月10日 07時42分17秒
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