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夢先生の玉手箱-annex

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カテゴリ:幼児
鹿児島で手にした週刊文春(9月18日号)を読んでいたら、

お受験ママに警告
早期教育が子供の脳を破壊する
四文字熟語でひとり言、奇声を発しつづける幼児たち


というショッキングなタイトルの記事が掲載されていた。

ひたすら一喜一憂、吉田松陰、などとつぶやき
名前を呼びかけてもやめようとしない3歳の男の子
幼児教室に通うようになって夜中にぎゃーと奇声をあげて泣き、
何ごとにも攻撃的になってきた2歳の女の子。

「教室では、絵や漢字が書かれているフラッシュカードを
 0.5秒に一枚の速さで次々とめくって見せる。
 子どもたちはそれに合わせてカードに描かれているものを
 早口で読み上げていく。
 大量のカードをフラッシュして見せることで、
 右脳が活性化するという説明でした」

私の生徒も多く通っている七田式ではないか?

今、小児科医やカウンセラーのもとに相談に来る親子が後を絶たたず、
早期教育で体調を崩したり、心身症に陥った幼児が頻繁に訪れているという。
そんな子どもたちに多く接している慶応大医学部小児科講師は、
フラッシュカードのようなものを毎日、機械的に押しつけられている子どもが
食欲をなくしたり、眼がうつろになったり、奇声をあげたり、
激しく暴れるケースが目立ち、子どもにとって早期教育は
大変なストレスになっていると思われると言う。
症状がひどくなると、壁に頭を打ち付けるなどの自傷行為を繰り返す
笑顔も笑い声も消えるサイレントベビーになることもある。
また、ちょっとした刺激に、わ~っと怒る、キレやすい子どもになりがちです。
これは、子どものもう嫌だというサインを送っているだけ、とも指摘する。

特に問題視されているのが、0歳から3歳児を対象とした超早期教育である。

こうした早期教育を受ける幼児の中には、頭脳の発達がめざましく
二歳くらいから本を読み始め、三歳で四文字熟語や地名など
難しい漢字を理解する子も確かにいる。
しかしその一方で、心や脳に障害を持つ子供が増えていることを
多くの小児科医や精神科医が懸念しているという事実は
表に出てきていない。
早期教育に警鐘を鳴らし続けている東京大名誉教授の潮見氏によれば、
早期教育の中で七田だけに問題があるわけではないが、
昔から七田に関しては、メンタルな問題を抱えてしまう子が多い
と言われているという。

そしてこの記事の中で私が注目したのは、
以前は、七田式の「しちだチャイルドアカデミー」と
同じように一日何時間もテープやCDを赤ちゃんに聞かせるという
早期教育を行っていた公文式の「日本公文教育研究会」が
子どもたちの追跡調査を行い
早期教育を受けていた子どものほうが伸び悩む傾向が強く
メンタル面にも問題を抱えることが明らかになり、
大幅に内容を変えたという。


この調査に係わった佐野勝徳教授が著書(早期教育の見直し)で書いてる。
「早期教育を受けた子どもは、小学校3年生~4年生くらいまでは、
 確かに成績はよいようですが、この頃から少し様子がかわってきます。
 それまで早期教育など受けずに、子どもの発達に応じられた育てられ方をし
 たっぷり遊びころんでいた子どもがぐんぐん伸び始めます。
 一方、早期教育を受けた子供達は、かなり無理をしていることもあって
 伸び悩んだり息切れする子が、ぼつぼつ出てきます。」

私が、七田式に通っていた生徒たちが5、6年生になった時に
感じていたことだった。
そしてmixiの夢玉で書こうとしていたことだったので、驚いた。

フラッシュカードを用いた指導は、早期英語教育でも行われている。
ただひたすら、見たこともない物の絵を見せられ英語で言う子供達。
背筋が寒くなった…

続きは次回に





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最終更新日  2008年09月18日 02時39分11秒



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