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カテゴリ:子供の気持ち
昨日、Mちゃんのご両親は、眼科医の診断書、精神科の診断書などを携えて
午前中に教育委員会、午後に校長との面談に臨んだ。 結果、Mちゃんは、転校できる運びとなり 夕方には、校長から転校先の学校へ アトピーや担任不信に陥ってしまったことなどが伝えられ、 どのクラスに編入させることがいいのか 検討されているという。 一昨日までは、精神科医との面談後、 急に気持ちが悪いと言い出し、 大好きな習い事にまで行かないと言い出したと聞いて ヒヤリとしたが、お母さんに少々強引にでも 家から出して他の子とふれ合う場である 習い事に連れ出した方がいいとお伝えし ご両親で、嫌がるMちゃんを習い事へと 連れていったそうだ。 習い事から帰ったMちゃんは、 その後、自信を取り戻したのか、 笑い声をあげながら笑い 明日からでも新しい学校に行きたい!と言い出したという。 先週の水曜日にお母さんから相談を受けてから 8日でMちゃんは、笑顔で新しいステップを踏み出せることになった。 このことが何よりも私は嬉しい。 Mちゃんが転校先の学校で、再度いじめに合う可能性も 絶対にないわけではない。 しかしMちゃんは、今回の経験で学習し お父さん、お母さん、お婆ちゃんの自分への愛情を感じ 数段の成長を遂げている。 いじめは人間誰でも持っている妬み、そねみ、優越感といった 弱い心が引き起こし 誰もがいじめを行う可能性を持っていると 私は考えている。 自分自身の力を信じ、他人を思いやれる心を持ち 自分の気持ちを満たす為に他人を貶めるような卑怯な行為は 絶対にしないという強い気持ち・プライドを育てることで いじめを起こさないことができる、と私は信じ 生徒達を指導している。 いじめによる絶望感から不登校になる子どもが多い。 いじめにさらされてしまったら とにかく親を含め回りの大人が 本人にわかる形で動き、安心させてあげることが大切。 ただ、やみくもに強くなれ、がんばれ、と言っても どうがんばればいいのか、強くなれるのかはわからない。 こうしようと具体例をあげてあげることで 前向きに考えられるようになる子も多い。 最後にお子さんに対するいじめで 学校側の無理解な対応に悩んでいらっしゃる親御さんに 今まで私が得た情報をお伝えしたいと思う。 参考にしていただき、少しでもお役に立てば幸いだ。 1.PTA会長に相談する これは、先日このブログにも登場した 現役のPTA会長さんである生徒のお母さんは、 ○○ちゃんがいじめられている、と回りからいくら聞いても 親御さんから相談がなければ、PTAとして対応できないので 親御さんが一人で抱え込まないで PTAに相談して欲しい。とおっしゃった。 2.他の生徒のお母さんと団結して学校側(校長)を動かす 一人のお母さんの訴えだと対応してくれない場合が多いが 複数のお母さんが立ち上がると、 学校側も問題として取り上げるケースが多い。 3.教育委員会に相談する 今回のMちゃんのケースもそうだが、 学校側が誰一人としてMちゃんのお母さんに謝罪することがなかったのに 教育委員会は、返信メールにきちんと謝罪の言葉を書いている。 教育委員会に相談する書簡を送ることで、 直接、返事はなくても、必ず学校に事実確認や指導がいき それまでの学校側の対応とは異なる具体的な対応が 取られるようになる。 4.転校へのプロセス 通常は、 1.校長との面接 2.校長から学務課への具申書の提出 3.学務課の判断 4.親からの転学先要望 5.転学元・転学先の校長の引き継ぎ となるが、今回のMちゃんのケースは 診断書ととも教育委員会と面談を行ったことで 3は、時間を必要とせずとの教育委員会の判断と 校長に内容や事情を説明してくれたことで、 わずか半日で5まで進んだ。 子どもは誰でも学校で友達と楽しく笑い合いたいのだと私は思う。 我が子の笑顔を取り戻す為にも 親御さんには、勇気を持って、積極的に動いて欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月12日 14時43分26秒
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