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テーマ:中学生ママの日記(17703)
カテゴリ:子供の気持ち
おそらく世界中、どの国の中学校の先生に尋ねても
14歳はたいへん、と感じているのではないだろうか? オーストラリアの中学校を訪問した時も 廊下で授業を受けている生徒を見て 14歳は、なにかと問題の多い年齢です、と 校内を案内してくださった先生がため息をついていた。 もちろん私の教室にも反抗期まっただ中という生徒達が大勢いて 多くのお母さんが、もう私の言うことは聞かないんです、 と、娘の反抗に手を焼いている。 これに中学受験の中だるみが加わると 更に反抗の度合いが増していると感じる。 中学受験を終え、気持ちが勉強に向いておらず 学校の英語では困っていないというが、 決してトップの成績というわけではないし 私の教室のクラスもレベルが下のクラスへと 2段階以上下がるケースもある。 今月の中旬、中2のAちゃんのお母さんから Aちゃんがちゃんと教室に来ているかを確認する電話があった。 期末テストを返され今まででは考えられないような点数を 英語で取ったにもかかわらず、 平均点より上だからと意に介さないAちゃんを お母さんが注意したことで、口論となり Aちゃんは、ぷいっと家を出て行ってしまったという。 問題となった英語のテストの解答用紙を見ると 問題をきちんと読んでいない、 単語の写し間違えによる減点 と単純なケアレスミスばかり 復習が足りない為もあるが 集中して勉強していないどころか テスト問題もきちんと読んでいないことが明らかだ。 Aちゃんは、小学校入学と同時に私の教室に通い始め お母さんに言われなくても宿題をやる 能動的な学習姿勢を持った子だった。 しかし約1年半の中学受験の為の勉強で 合格と同時に勉強に対する気持ちが すっかり変わってしまい、 教室の宿題もやってこなくなった。 「楽しさ」「楽さ」に気持ちが 流されるようになってしまったのだ。 勉強しなければならないことは十分承知している でも、楽しい、楽でないことはしたくない。 だから、勉強以外の事に気を向ける。 勉強からの逃避である。 しかし、その一方でどこかやましい気持ちもあり 親に勉強を疎かにしていると注意されると 痛いところを突かれ怒りを爆発させる。 「わかるようになりたい、という気持ちのない中学生に 私たちが教えることは何もない。 学びたい、と思わないなのなら辞めなさい。 月謝のムダ。親御さんに申し訳ない。」 というのが、私の考え方でAちゃんにもそう伝えるように 担当講師に指示をした。 するとAちゃんは、自分の心の中にある葛藤を 担当講師に話し始めたと言う。 次回に続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月26日 16時00分45秒
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