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カテゴリ:受験
中学受験をした生徒たちの多くが
口癖のように受験後に呟くようになるのが 『めんどくさい』である。 つい先日も『そんなにめんどくさいなら、(教室に)来なくていいよ』 と、思わず言ってしまったと日本人講師から報告を受けたが 実際に口にしない『めんどくさい』を数えれば 何をするにもそう思っているのでは?と 言いたくなるほど、全身から『めんどくさい』が漂っている。 脱力状態、つまり中だるみ 実教室の生徒達は、受験後も通い続けるので この脱力状態の『抜けきった』生徒達を立たせて 自分から勉強に向かわせるという『格闘』から始めなければならない。 受験準備で遅れてしまった英語力を巻き返すより 精神面での立て直しの方がよほど骨が折れるが、 これも幼児や低学年から指導してきて 抜ける前のその子の状態を知っているからこそ できる事であるし、やらなければ、という気になる。 かなりの強者たちと格闘しているうちに こちらの力もレベルアップし 最近では、抜け殻のような生徒たちが 再び自分から前向きに勉強に取り組むようになった姿に 赤ちゃんが歩く時のような感動と喜びを 覚えるようになってきた(笑) 昨夜、フランチャイズ形式の塾に通わせているお母さんから 中学受験は、本来中学3年生でする『受験』という経験を 小学校6年生でさせることであり 中学受験に向いているかいないかは、 その子の早熟度で決まる。 というその塾の先生の話を聞いて なるほど、と思った。 受験という体験を受け入れることができる 精神面の成長を遂げていない状態にもかかわらず 受験という体験をさせられることで脱力状態に陥る。 つまり、受験後の中だるみは、受験を消化できなかった為の 後遺症ということではないだろうか。 昔の子どもに比べて精神的に未熟な子が多いと言われるなか お受験する子どもの割合は高くなっている。 前回このブログで紹介したお受験誌に記載されていた 関西の雄?の某進学塾の先生の言葉 「中学受験を目指すお子さんは、 早くから自立性を育ててあげることが大切です。 受験勉強を「自分で選んだ道だからがんばる!」と納得して、 主体的に進められるスイッチが入るかどうかが 難関突破への分かれ道です。 そうした克己の心を持った子が将来、 社会的なリーダーシップをもって世の中の役に立つ 影響力をもった真の「エリート」に育つのです。」 中学受験を飾り立てて真実を見えなくする言葉にも呆れるが 子どもの本来の姿、個性を無視して目的の為に早熟させろとは まるで出荷時期に合わせて自然の成長過程を無視して育てられる 促成栽培の野菜!!(怒) 一口に進学塾と言ってもその考え方、指導はいろいろだ。 前出のフランチャイズ形式の塾 私の受験産業で働いている友人たちからも聞いていたし 今回、通わせているお母さんから話しをきいて ますます自分の生徒達を通わせたくなり調べたのだが、 実教室のエリアから通える範囲に教室がなかった。 残念…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月06日 08時19分39秒
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