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夢先生の玉手箱-annex

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カテゴリ:教室
昨日の続き…

そして二人目は、すでに笑顔で
実教室に通い始めている1年生のAちゃん。

Aちゃんは、全く学習経験がない状態で先月実教室にやってきた。
本来であれば、すでに開講半年以上が経過している
今年4月に開講した1年生のクラスにも参加できないのだが、
夏休み後に3つある1年生クラスを習得度別に再編成したことと
9月からやはり同じように学習経験がない状態で
一番下のレベルのクラスに参加し始めた2年生と同じように、
すでに英語慣れしている生徒達に気後れすることなく
レッスンを楽しみ、やってみたい、という強い意志を
体験レッスンで示したので受け入れを決めた。

担当講師によれば、Aちゃんのお母さんは、
Aちゃんが小学校に入学したら
実教室で英語を習わせようと
Aちゃんが幼児の時から考えていらしたのだが、
実教室の新1年生の募集が開始する時期、
入学の数ヶ月前にAちゃんのお父さんが重い病であることが判明
わずか1ヶ月ほどの闘病生活で帰らぬ人となってしまい
4月の時点では、とても英語を始めることなど
考えられない状態になってしまった。
ところが、Aちゃんは「英語は?英語を習いたい。」と
お母さんにアピールし続け、
お母さんも生活が落ち着いたこともあり、
思い切って実教室を訪ねてらしたという。

英語だけではなく、実教室の先輩たちが築いた
暖かい輪の中で時に癒され、
力強く成長して欲しいと願っている。

三人目は、四年生のM君
M君は、都心の英語教室に幼児の時から通っていて
実教室に通っている生徒の保育園仲間でもあり
小学校の同級生でもある。

レベルチェックで、外国人講師は、M君を
決まり文句的なやり取りはできるという
英語に慣れている程度の習得と判断し
日本人講師は、よく目にする単語は読めるが
Phonix学習を経験していないのではないかと判断した。

情緒レベルが大きく異なる4年生と2年生を
同じクラスで教えることはできないので
W君と同じクラスに入れるというわけにもいかない。
担当講師には、親御さんに少しお時間をいただきたいと
連絡するように伝えたが、
私としては、受け入れは無理だろうと考えていた。

ところがその翌日、
4年生のクラスを指導していたらNちゃんが、
「先生、M君ってこの教室に入ったんですか?」と
突然、尋ねてきた。
「M君が入った。って言ったの?」
「はい。」

確かに、レベルチェックを受けて入れないことは
子どもの習い事の場合、殆ど存在しないだろうから
M君が「入った」と思ってしまっても仕方がないし
今更、入れなかったという経験をさせるのも
彼の気持ちを傷つける可能性が高く、気が進まない。
さて、どうしたものかと頭を悩ませていたら
日本人講師が、4年生の習得度が一番下のクラスであれば
まだセンテンス読みがおぼつかない状況なので
1月のPhonix研修にM君を参加させてPhonixを理解させれば
レッスンについていけるかもしれない、と提案してきた。

今の英語教室から実教室に編入していただいても、
年齢的に習得度にそれほどの変化は見られないかもしれないと
明確に親御さんに伝えるように指示をして返事を待っていたところ
親御さんから、それでも編入させたいと連絡が入り
明日、M君が4年生のクラスを体験した結果と
本人の気持ちを確認して決めることになった。

明日、M君がどのような判断を下すことになっても
親御さんには、彼の判断がたとえ
自分たちが望んでいるものと異なっていても
しっかりその判断を受け入れ、
理解を示していただきたいと思う。







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最終更新日  2009年11月11日 17時43分10秒



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