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テーマ:中学生ママの日記(17703)
カテゴリ:受験
12月を師走とはよく言ったものである。
小学校受験は終わったものの 中学受験、高校高校受験、大学受験と 実教室の生徒たちの受験シーズンはまだまだ続く 昨夜もレッスンが終わるころ 中学3年生のSがお母さんと一緒に教室にやってきた。 第1志望校である大学付属校の推薦基準に内申点が1つ足りず 本人は一般受験で第1志望校を受けたいといい 塾からは、可能性は5分ほどあるので ネックになっている数学を冬休みに 切り札の講師が行う個別で過去問を集中的にやって 受験したらどうかと14万円の個別指導を勧められ、 学校からは、第1志望校より偏差値は1つ低いが 英検取得が優遇される私立の英語科の推薦を勧められたという。 学校から高校への推薦書類の締切は来週半ばと言われ 推薦でいくなら週明けには先生に話さなければならない。 実は、この生徒には夏休み前に 英語の偏差値が70、数学が50に届かない 模擬試験の結果を見ながら 「冬休み前の数学の状況で受験校を決めよう」 と言っていた。 夏休みから塾で数学を一生懸命学んできたことで 40台だった数学の偏差値が53まで伸びた。 しかし、依然として英語との開きは15以上ある。 万が一、70の英語と60前後の国語のレベルに合わせた 普通科の高校に入れたとしても 入った後、数学が足を引っ張って 上位1/3はおろか1/2にも入れない可能性は高く、 かと言って数学に合わせてしまうのも、お母さんは納得がいかない。 第一志望の高校は、人気が高く 一般受験の合格ラインは推薦よりかなり高くなる。 この学校を受けて合格した生徒たちが過去にいるが 彼女よりかなりレベルが上だった。 実際のところ合格できる確率は4割を下回っているだろうし お母さんが言うように、彼女が14万円かけて数学を学習しても 絶対に合格できるとは言い切れない。 すべり止めの1ランク下の女子校に行く可能性は高い。 私は、生徒達には安易に英語ができるから英語科!と、 進路が狭くなってしまうような 安易な選択をしないように生徒達に言っているのだが、 彼女のように英語と数学の開きが埋まらない場合、 最低限の理数科目しかやらない英語科に進むというのは、 魅力的な選択肢となる。 話しながらお母さんが持参した塾が配布した 推薦基準の一覧表を眺めていると 実教室の生徒が毎年のように入っている 受験指導で定評のある中高一貫校(併設型)の 女子高の英語科の数字が目に入った。 通常では内申点が足りないが 英検取得者の内申基準は、それより2つ下 彼女の内申点でクリアできる! 昨日は今年その高校に推薦で入った生徒のレッスン日だったので 部屋に呼びお母さんを交えて話しをさせ、 ちょうどバイトに来ていたその高校から英語で有名な大学に進み 現在大学院に通っている実教室の卒業生にも 高校についての話しをさせた。 実教室に入ってきた時は 何が何でも第1志望校と 頑なだったSの気持ちを表すように こわばっていったSの顔が 結論は、週末家族会議で出すと実教室を出る時は 自分の未来がイメージできたかのような 自信を覗かせる笑顔へと変わっていた。 今ごろ家族会議の真っ最中だろう。 それにしても、最後の切り札の先生が行う 14万円の個別授業ってどんなものなのだろうか 英語があれば受けてみたい(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月13日 10時09分00秒
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