夢先生の玉手箱-annex

昨日、アイン君がプンプンしながら教室にやってきた。

難関中高で仲が良かった子から後期で東大に合格したと
報告メールが来たことが不機嫌の原因で
なんとも心の狭い…と叱りたいところだが、
この友人は、ぎりぎりセンターの足きりを逃れたものの
前期で撃沈していたので、
アイン君としては、もう1年仲良く浪人生活を
と考えていたらしく
「う～～こうなったら来年は何としても東大に入らないと」
と吠えていた（爆）

「まったく自分の成績（現実）を顧みず
　プライドだけは、高いんだから」
と、口にした親御さんもいるように、
センターの結果ですぐに浪人を決めたアイン君ほどではないにしろ、
私立でも公立でもトップ高と言われる学校に通っている生徒たちは
早慶上より下には行きたくない
と口を揃え、願書すら出さず…
もちろん、そんな生徒たちも三度目の受験はないので
二度目は、MARCHや地方の国立大学も志望校にするのだが…

とりあえず合格した大学に籍を置いて
翌年上位大学を受験するという仮面浪人をするよりは
全日制の予備校の方が安いとはいえ、
それでも交通費などを入れたら100万円を越えるし
全日制の予備校に通ったからと言って
高校時代と同じように仲間でアフターを楽しんだり
現役時代より偏差値が上がるとは言えないケースもあり
結局は本人のプライドを貫くやる気（意地？）にかかってくる。

某県の公立トップ高の大学進学者の7割弱が浪人と聞いた。
なんでも全国2位だそうだ。

首都圏より地方の方が大変なのだろう。

今年の一番人気は明治大学だったいう記事を目にした。
どうりで明治大学に合格したという報告を
一番多く聞いたわけだ。