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テーマ:小学生ママの日記(28710)
カテゴリ:子供の気持ち
世界中に”いじめ”のない学校は存在しない。
と、フィンランドの小学校の先生 リッカ・パッカラ氏は著書 フィンランドの教育力 で述べているが、私も同感である。 「うちの学校には、いじめはありません」と校長先生が言ったなら、 その人は校内のことを何もわかっていないか、 嘘をついている校長です。 フィンランドでは学校にいじめがあることは 誰もが認識しています。 社会の中で、大人が社会的な地位を奪い合うのと同じように 教室にもそれがあるのです。 何人かの子どもがグループになれば、 対立して利害も生まれます。 心の準備をしておくのは大事です。 リッカ氏が勤務していた小学校では年に一度いじめに関する 匿名のアンケートをとっていた他、 いじめと思ったら「疑い」の段階でも誰かに報告するという ルールがあったそうだ。 自身も子どもの頃、しょっちゅうからかわれていた経験があり いじめとは言いがたいケースでも子どもによって耐え難いと感じ 行為はからかいでも、長期間つづけば、その子にとってはいじめ、という 強い信念を持って、いじめに対峙されていた。 いじめに鈍い教師がいるのは事実です。 どうしてでしょう。 係わりになりたくないと思っているのかしら。 男性教師の中には「それで男の子は強くなるんだ」という人がいますが 私はその考えは認められません。 いじめで強くなる人など誰もいません。 いじめは人の尊前を傷つけ、その人の人間性を損なっていく、 と私は考えています。 いじめは長い時間をかけて、同じターゲットに向けて行われます。 いじめがあればクラス中の生徒が気づきます。 自分が次のターゲットになりたくないので 黙っているだけ。 私にはわかります。 子供にはそれに立ち向かう強さがないのです。 大人ができるだけ早く気づき、直ちにストップさせなければ。 先生になる人はみな人生のある時期に いじめを経験するといいですね。 そうしたら、いじめられる子どもがどんな気持ちになるか実感できて もっと注意を払うようになるでしょう。 いじめを経験したからといって、 その子が強くなることなどないし その後の人生を楽に過ごせるというものではありません。 いじめで何かがよくなることなどありえないのです。 いじめを知ったら必ず親にも報告し 子どものいじめに対する見解がリッカ氏と親とで違った場合は、 「誰もが静かで平和な環境で勉強する」 「物理的に抵触しないこと」という 学校のルールを適応するという。 そんなリッカ氏も高学年だとやり方が巧妙になり 長い間教師も気づかないままやり過ごしてしまったということも多い そして、対応が難しいのが、「女の子のいじめ」 だと語っている。 以下、次回に 夢先生の玉手箱+plus 更新しました。 母語の獲得について書いています。 言語力やフィンランドメソッドに興味をお持ちの方は お立ち寄り下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月26日 00時59分59秒
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