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カテゴリ:私的な出来事
今月は、地方でのイベントや勉強会、海外出張と慌ただしく
気がつけば こちらのブログを1ヶ月近くお休みしてしまいました 先月、自立学習の取組みに参加している3年生のJ君が 「テストの時、みんな 他の人の答えを見たり 歩き回ったりするし、先生も怒って途中で帰ってしまうし」 と、言ってきたので お母さんに学校の様子を尋ねてみると クラスは崩壊状態にあり、授業ができる状態になく J君も消しゴムを取られる 習字の時間に後ろから筆で背中に落書きをされる バカ、死ね、おまえなんか学校に来るな、 と言われるなどされ 最近は、転校したい。と言うようになってきたと言う。 実教室のある区では、 「虐め」が原因で転校したいと教育委員会に申し出れば 虐めの事実を示すことで、比較的簡単に転校できるが、 S君の場合は、兄弟も同じ小学校に通っていることもあり まず、お父さんと一緒に学校側に相談に行くことを勧めた。 最初は、「文句でもあるのか」というような強気の姿勢で 面談に応じていた副校長も 転校も考えている、という言葉に、 事の重大さを認識したのか 「お子さんのクラスに問題があることは 学校でも認識していて、対応を考えているが、 解決までには、時間がかかる。 少々時間をいただきたい。」 と、180度態度が変わったという。 その後学校側は、 クラスの子どもたちに虐めについてのアンケートをとり 学習支援ボランティアをクラスに入れる対応をしたというので 先週の学校公開に J君のクラスの状態を見に出かけた。 J君のクラスに行く途中に 3年生の他のクラスを覗くと 先生と生徒のコミュニケーションが十分に取れ 先生を中心にしてクラスがまとまっている印象で 生徒たちは、熱心に先生の話しに耳を傾けていた。 しかし、J君のクラスは、 学習支援ボランティアがいて、 担任と二人の大人がいるにもかかわらず 生徒たちは、全く授業に集中しておらず 担任の話しを聞いているのは、5人ほどで とても授業中とは思えないほど ざわついていた。 そして、ゲラゲラと顔を見合わせ笑っている男の子たちの中で ポツンと授業を聞いているJ君の背中が クラスでの J君の状態を表しているように感じ いたたまれなくなった。 クラスの生徒たちを見回して気になったのが 明らかに担任を見下した態度でいる男の子の存在だった。 ちょうどJ君のお母さんも参観にいらしていたので その男の子(仮にB君と呼ぶ)について尋ねると 学校公開中で父兄が教室にいる中 担任が持っている本を奪い、 担任の目の前で、机に叩きつける という行動を取ったり 二日ほど前は、 J君が自分の机にぶつかった、と ぶつかった時は席にいなかったJ君の隣の子が B君に告げ口をし 休み時間にJ君はその子に殴られる、ということがあったのだが その時も「J君に謝りなさい」と叱る担任に うすら笑いをうかべて 「はいはい、謝ればいいんでしょ、ごめんなさい」 という態度で、クラスの男の子たちの中には B君の機嫌を損ねないように立ち回る子までいるという。 どちらかと言えば、行動も遅く、大人しいJ君が 自分の指示に従わないことに、ムカついて 自分の周りにいる男の子を使って 嫌がらせ=虐めをしている という図式のようだ。 成長とともにギャング、チャム、ピアという 仲間関係を作っていく中で 特に男の子は、3年生になると群れを作って 仲間意識と序列を作り始める時期であり 低学年のように「力」で押さえ込むことは難しく 担任が生徒に見下されている状態では、 学級が崩壊しても不思議はない。 私は、担任がB君い見下されてしまっている、という事より 学級が機能していない状態でありながら、 学習ボランティアを入れているだけで 副校長や校長がこのクラスに係っていない事に驚いた。 折しも今は、区内の小学校では、学校説明会が行われていて どこの小学校がよいか、 学校選択のポイントについてお母さん方から相談を受けることも多い。 教師も人間である以上、力のある教師もいれば、そうでない教師もいる。 だからこそ、学校選択のポイントは、 問題が起きた時の学校の姿勢であると考えている。 人気が高く抽選になっている小学校の説明会で 出席しているお母さん方から 「学区域の子が優先されるのは、おかしい」という 声が上がったそうだが 区のHPや広報には、 学校選択制度は、「学区域制度」の特例で導入された制度です。 (学区域を希望するお子さんをすべて受け入れしたうえで、 受け入れに余裕がある場合に学区域以外から 希望するお子さんを受け入れる制度です。) と明記されている。 自分勝手な解釈を恥じる事なく ルールに異を唱える親の存在は 私にとって 室内プールや校庭といった校舎の設備より 重要な学校選択のポイントかも(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月28日 22時31分19秒
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