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テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞した「おくりびと」という映画を観てきました。
「納棺士」というあまりなじみのない仕事。 人が亡くなった時に、旅立ちの衣装に着替えたり、ひげを剃ったり、お化粧を施したりする仕事。 誰もが一度はお世話になるはずなのに、正直なところ自分は決してなりたくないと思うし、 身内にも決してなって欲しくないと思ってしまう仕事。 交響楽団のチェリストだった男(モックン)が、楽団の解散を機にふるさとの山形へ帰ることに。 たまたま見つけた「旅のお手伝いをしませんか?」の求人広告。 旅行会社の求人と思い応募したところ、旅は旅でも人生の旅立ちをお手伝いする仕事だった。 妻(広末涼子)の猛反対や知人の白い目に晒されながらも、いろんな人生模様の最期に立ち会ううち、 人生の最後で最高の旅立ちを演出する仕事に、誇りを持つようになる主人公。 シブガキ隊だったモックンも、いまやすっかり演技派のすばらしい役者さんになりました。 “目力”があって、顔の表情だけで演技ができるんですね。 この役を演じるにあたって、実際の納棺士さんに付いて、ずいぶん勉強をされたとか。 またチェリストとしてチェロを弾くシーンが随所に出てくるのですが、楽屋などでずいぶん熱心に練習されていたようです。 そんな役者魂にも脱帽です。 それにしてもいつもはガラガラの映画館が、今日はずいぶん込んでいます。 やはり映画賞を受賞した、話題の映画だからでしょうか? あちこちからすすり泣きの声が・・。 きっと皆さん、自分の身内の姿とダブルのでしょう。 私も実家の母の姿を思うと、無性に涙が流れてきました。 そう遠くない将来に必ずやってくるその日。 荼毘に付されて、小さなお骨だけが残ったなら、どんなに淋しいことだろう・・。 この映画を観て改めて、元気なうちに少しでも顔を見て、声を聞いておかなくてはと思ったことでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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