テーマ:☆詩を書きましょう☆(8465)
カテゴリ:詩
秋の足音 南風一 いつも時計の針ばかりを見て暮らしていると 週末の昼下がり 一通りの用事が片付いて 部屋の窓から見上げた空に うろこ雲がたなびいているのを発見して ようやく季節の移ろいに気づく 昨日屋根やさんに棟瓦の留め針金が切れているのを直してもらったり 棟瓦のひび割れを補修してもらって 住宅もまた人様の身体と同じように 築30年ともなれば建物のいろいろなところに不具合が出てきて その都度保守や修繕をしていかなければ 傷みや不具合が決定的に悪化して ついには建物崩へ至りかねない 季節も 自分の身体も 住んでいる家も 何もかも 移ろい行かないものは何もなく すべては傷つき やがて消えてゆく運命にある (詩集の宣伝) 「青春17切符+1」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/09/14 05:14:22 PM
コメント(0) | コメントを書く
[詩] カテゴリの最新記事
|