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カテゴリ:詩
私が恋した女性たち 南風一 スイカの花はただ黄色いだけの花で とても美しい花ともいえないが 早朝から夕方までただ黄色い花を咲かせるだけでは 大きな実を作ることはできない 雌花が雄花の花粉を受け入れたくて 早朝から雌しべのマイクのような突起物を突き出していても 残念なことにミツバチが雄花の花粉を足に付けて 雌花の雌しべまでやって来てくれないことには 雌花はスイカを実らせることができない ミツバチが現れないときは 雌花は夕方に力なくしぼんでしまって 子房は大きくなることなく黒ずんで死んでしまう 人間世界の理も同じ 私が昔恋した女性たちも スイカの雌花と同じようにただ美しくキレイなだけでは 女性としての幸せを全うできない 良縁に恵まれて伴侶に愛撫され受精することで ようやく女になれたのかなと思う (詩集の宣伝) 「青春17切符+1」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/09/16 02:42:50 PM
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