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カテゴリ:詩
祖母の記憶 南風一 あり得ないことだが 今日仕事が引けてお手洗いに行ってから 廊下に出たところで きみと出くわした 曇天の夕刻時の薄暗さという点を差し引いても きみの顔を見た時 まるで私の祖母に出会ったような錯覚に陥った 私の祖母が亡くなったのは1964年東京オリンピックの年ということで 年齢はまだ54歳ということだった 私はまだ4歳であり祖母の顔を記憶しているはずがないのだが 後年、祖母の写真を見て祖母の顔を覚えていたのかも知れない とにかく彼女と私は同姓なので 何代か前の祖先まで遡れば共通の祖先に辿り着くのかも知れない それで彼女は私の祖母そっくりの風貌だったというわけかな (いえいえ彼女の方が私の祖母よりはずっと若いけれど) (詩集の宣伝) 「青春17切符+1」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/10/02 10:00:31 PM
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