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カテゴリ:詩
四則演算という約束ごと 南風一 私が中学生の頃大活躍していた数学者に 矢野健太郎氏がいた 私は彼の監修した中学数学辞典が大好きだったし 高校数学の参考書や問題集で彼には大変勉強させてもらった ただし今から思えば それらの勉強や理解は ただ数学問題の解法をパターン的に学習しただけのことに 気付いた それというのも 最近図書館で借りた矢野健太郎氏の大人向けに書かれた啓蒙書 「数がどうゆう風に誕生したか?」とか 「図形の不思議さ」といったことを優しく、 しかし厳密に書いた本を読んだからである 足し算や引き算、掛け算や割り算など 小学校の低学年で学習することなので それらの四則演算など当たり前過ぎて 何の疑いもなく計算問題を解いていた しかーし実は四則演算は当たり前でもなんでもなく 約束ごとがあって初めて成り立つ計算規則であることを知った 当たり前ではなく そういう規則を作ったから 当たり前のものとして扱っている 世の中には 約束事で存在しているものなんて 四則演算以外にも沢山存在している この世の中も 社会という概念も 国家という概念も すべて約束ごとの中でしか存在しない 約束を取っ払ってしまったら 地球が誕生する以前の混沌と同じことになってしまう (詩集の宣伝) 「青春17切符+1」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/11/19 10:05:12 PM
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