年上の女性
年上の女性 南風一社会人になったばかりの頃年上の女性は別世界の住人だったことあるごとに研修でお世話になった女性は40歳くらいのオールドミスだった体形は若い人ほどシャープではなかったけれど年齢相応の膨らみが出て化粧や服装も含めて大人の色気が漂っていたその中年女性が満員電車で降りようとしても男性たちに囲まれて降りられなかった話をすれば「自ら進んで男たちの中に割って乗っていたのだろう」と中年の先輩男性たちはその女性をからかったものだったその女性は半分怒りながら半分笑いながら先輩男性たちの言葉を否定していたけれど両者ともそんなシチュエーションを笑い飛ばすことでかえって親密度を深めていた節もあった今やそんな中年女性たちの年齢をすっかり越えてしまった俺だけど40歳そこそこの女性はやっぱり年上の女性10歳に満たない幼児を連れているお母さんならまだ若いに違いないのだろうけれどふくよかな身体の分別ある年配女性と映る自分の方がはるかに年配のはずなのに意識は新入社員のままでいつになったら女盛りの中年女性を年上の女性と感じなくなるのだろうと訝しんでいる (詩集の宣伝)「青春17切符+1」12月14日発売。購入は、こちら(Amazon.co.jp)からどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング