|
カテゴリ:お仕事
今日から春休みです。
3月末で消えてしまう年休が2週間分ぐらいあります。 もちろん使い切りは不可能…。 年休を取ったのは5日ほど、それもほとんどが1時間単位の休みだったのでまるまる1日休んだことは皆無に等しいかも。 今年度もよく働いたねえ、私。 春休みはせめてめいっぱい休もうかと思ったのですが、年度末につきもののお片付けがまだたっぷり残ってます。 片付けはあまり好きではないので、すぐ嫌気がさして、作業がまったくはかどりません。 家も散らかってますが、同じ理由で片付かない…。 新年度、職場も家もすっきり片付けて、さわやかに迎えたいものですが、どうなることやら(←人ごと) さて、年度末といえば、人事異動の季節。 今の職場に来て、3年間一緒のクラスを担当したT先生も、転勤なさいます。 我が市の中学校は「離任式」というものがないので、生徒に直接お別れの言葉は言えないのです。 正式発表は4月以降なので、現時点では生徒に何も伝えられません。 4月に登校してきた生徒達は、「○○先生は転勤なさいました」という事実だけを知らされるのでした。 T先生の生徒への関わりからは本当に学ぶことが多かったし、生徒に対して深い愛情をお持ちなのも端で見ていて強く感じるのです。本当はお別れの言葉を言いたかっただろうなあ。 そんなT先生に、何かこのクラスの思い出を残せないかな…と考えて、思い当たったこと。 それは、生徒に寄せ書きを書いてもらうことでした。 と言っても、転勤のことは言えないので、送別のメッセージにはできません。 しかし、都合のいいことに、修了式の日はT先生のお誕生日でもあったのです。 うちのクラスのカレンダーには、クラス全員+担任二人の誕生日が書き込まれているので、誕生日を祝うことはそれほどおかしいことではありません。 ちょうど、3学期最後の我がクラスの授業は私の授業だったので、生徒に呼びかけてみました。 「T先生に『お誕生日おめでとう』の寄せ書きせえへん?」 「えー、なんでー?」という声がありながらも、結構生徒は乗り気。 「このことは、私と君たちだけの秘密やで。絶対他で言うたらあかんで」というのも、特別感があってよかったみたいです(笑) 「T先生大好き」と公言する女子生徒を「色紙委員」に任命し、クラス全員の寄せ書きを責任を持って集めてもらいました。 修了式当日の朝。 「先生、まだあと3人かけてないねん」という色紙委員の女子に「今ならまだT先生来てないから早く書いてもらい!」と小声で指示。 修了式が終わって、体育館から教室に戻る途中でも 「先生、あと2人やわ」 「じゃあ、学活が始まるまでにダッシュで書いてもらいや!」 しかし、T先生は体育館から戻るその足で教室に戻り、「私はここにいますから、職員室に通知票を取りにいってもらえますか」と私におっしゃるではありませんか。 寄せ書きがピンチ!と思った私は、無理を言ってT先生に代わりに取りにいっていただきました。大先輩をパシリ扱い…。 その間に残りの二人に書き上げてもらい、無事完成。 「オレ、T先生を廊下で足止めしとこうか」と言ってくれた男子生徒もいましたが、そんなことしたら「お前はアホか!」と絶対怒られるだろうに(笑) 生徒には、学活の最後に「では、君たちから何かありますか」と言ったら、学級代表が前に出てきて、色紙を手渡しするように、と言っておきました。 最後の学活が進み、T先生からの万感こもるお話があったあと、段取り通りの私の一言で生徒が出てきて、色紙が贈呈されました。 T先生は、色紙の主旨が「お誕生日おめでとうございます」だったことに驚いておられましたが、「一番のプレゼントや! ありがとう!!」と大変喜んでおられました。 この子達の卒業写真を手にすることのできないT先生に、せめて、との思いで、カメラを持参してクラス全体の記念撮影もしました。 最終的には私が仕掛け人であることはお気づきになりましたが(^_^;) 本当にいろんな面でT先生には助けていただいたので、私なりにお礼の気持ちを表現したかったのです。 生徒達も、4月になったら、私が色紙のプレゼントを仕掛けた本当の意味に気づくんだろうな…。 私も3年目が終わりました。2年→3年→1年と一巡りして、二巡り目が始まります。 もう「まだペーペーだ」とか「わからない」とか言っていられなくなって、仕事上でも責任もじわじわ重くなってきたことを感じる今日この頃。 今まで以上に明確にビジョンを持って進んでいくことを、周囲からも期待されてくるんだなあ。 一皮も二皮もむけたと言える1年にしていきたいと思います。 そのためにも、まずはしっかり片付け! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|