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カテゴリ:お仕事
結局、完全復活ならず。
家にじとーっとひきこもって、ご飯の時だけ実家に行く三連休でした。 今日になって、強烈な鼻づまりに襲われています。 コルクの栓を両鼻の穴に突っ込まれている感じです どうやら、風邪から静かに花粉症へとシフトしたようです(涙) 私の花粉症の症状は軽めなので、症状が出ない年もあるのに。 マスクが手放せない季節到来です 買い物にも行きたかったのになあ。 予定も全てキャンセルして、実につまらん三連休でした。 気晴らしに、過去の失敗談でもネタにすることにします。 ********************** あれは、今から8年ほど前。 講師一年目で、当時担当していた3年生の卒業を間近にした、学年の先生との会議でのこと。 学年主任の理科のK先生が、「卒業記念に、ドラム缶を使った実験をしたい」とおっしゃいました。 K先生は、教科書に載っていないような実験を数々なさって、生徒達の理科への関心を高めておられる先生。私も、夏休みの特別授業で行われた「カエルの解剖実験」に参加させていただいて、興味深く勉強させていただきました。 K先生による「卒業記念実験」は恒例らしく、他の先生方は内容をご存知のようですが、私には何のことやらちんぷんかんぷん。 ドラム缶を熱して凹ませる、という実験らしい。 「K先生が、ドラム缶を凹ませるんですか?」 と私が聞くと、 他の先生方が 「そうそう、腕力でね」 「ガッとドラム缶を抱えて」 「やけどしないようにプロテクターを着けるねん」 とおっしゃいます。 実は、K先生はボディビルで本格的に鍛え上げた肉体を誇るマッチョマンでもあったのです。K先生なら、確かにできそう。 「へー、それは卒業記念にふさわしい、派手な実験やな~」 と信じ込んだまま、当日を迎えました。 校庭の片隅で、水を入れてどんどん熱していかれるドラム缶。 それを、側で、白衣を着て見守っておられるK先生。 生徒達とともに、ドラム缶を遠く取り巻きながら、 「K先生の白衣の下には、もうプロテクタが着けられてるんやろうか」 「あれをいつ、華麗に脱ぎ捨てるんだろう…」 と、イリュージョンが始まるのを待つような気分で、ドキドキしながら見守る私。 中の水がしっかり沸騰したのを確認したK先生が、理科部の生徒に、ホースで水をかけるように指示なさいました。 「やっぱり熱したてのドラム缶じゃ熱すぎるから、少し冷ましてからチャレンジしはるんかな」 と思って見つめていると…… ベコッ!! といって、ひとりでに凹むドラム缶。 「えっ?????」 一瞬何が起こったかさっぱりわかりませんでした。 そうです、これは、ドラム缶内部で満たされた水蒸気が、急激に冷やされることによって、内部の圧力が急激に下がり、真空ポンプで空気を抜くのと同様の現象が起こったことによって、ドラム缶が凹む、という、そういう実験なのでした。 生徒達には、事前に実験の説明が書かれたプリントが配布されていたので、見当違いな期待を胸に抱いてその場に参加していたのは、私一人だったという、衝撃の事実。 落ち着いて考えたら、ドラム缶を腕力で凹ますのだったら、理科でもなんでもない、ただの力自慢やし。 orz 熱して凹ます意味がわからんし。 OTZ すみません。これでも一応大学出てます 学年の会議での先生方の冗談を、私が信じていたということを聞いて、先生方に 「まさか信じると思わへんかってん。ごめんなさい」 と謝られました。 しかし、しっかりあるクラスでは 「ともこ先生はK先生が腕力でドラム缶を凹ますと思ってたらしいで」 とばらされて、生徒達からバカにされました。 ああ、ほろ苦い思い出…(-_-) 卒業のシーズンが来ると、いつも思い出すこの失敗談。 あれから8年、私は少しは賢くなったかな…と振り返ると、相変わらずこの手の「あり得ない思い込み」をして、失敗し続けているような。 いつの日か、人並みに賢くなれる日が来るのでしょうか。 ある後輩からは「伝説を産む女」と呼ばれている私です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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